がん治療はまず”情報収集”から
もし、あなたが癌と宣告されたらまず何から開始しますか?
ご自身や周りの方々が一番最初に行うべきことは、さまざまな情報を取集することです。
自分の癌がどのような病気か、適切な検査や治療法、療養生活にあたって準備すべきことなど、知らないことが数多くあります。
また、知識を身につけておくことで、闘病生活を送る上での判断材料になることもあります。
今回は、がん治療における情報収集の方法や重要性などをご紹介していきます。
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必要な情報から集めていく
情報収集が大事だとしても、闇雲に探しても効率的ではありません。
まずは、今自分にとって必要な情報から集めていきましょう。
医師から癌と診断された場合、まずはその癌に関する情報を集め、続いて検査や治療法などを調べましょう。
治療中では、癌の副作用や転移の可能性などを調べておくと良いでしょう。
癌で不安になる気持ちは分かりますが、焦ることなく頭の中を整理しておくことも大切です。
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情報取集を行う方法
それでは、情報を集める方法をご紹介していきます。
これからがん治療を開始する方も、現在治療中の方も参考にしてください。
担当医に相談
あなたの癌について、最も情報を多く持っているのは、診断を行った担当医(主治医)です。
そのため、不安なことや不明な点は納得いくまで相談してください。
治療の後遺症や副作用、これからの生活で注意すべきことなども教えてもらえるはずです。
今の自分の状態や生活に合った方法を一緒に考えていくことが、がん治療には必要不可欠といえるでしょう。
セカンドオピニオンも検討
セカンドオピニオンとは、治療を受けている患者が自分の病気や治療方針について、主治医以外の意思から意見を求めることです。
セカンドオピニオンには、「主治医の診断や治療方針を確認できる」・「治療の妥当性を確認できる」・「主治医が示す以外の治療法を受けられる可能性がある」といったメリットがありますので、主治医の説明だけでは納得出来なかった方は検討してみましょう。
★セカンドオピニオンに関する詳しい説明はこちらを御参考ください。
医療従事者にも相談可能
がん治療では、治療のことだけでなく、薬や食事、経済的な問題など数多く考えることがあります。
担当医に相談しにくいことは、看護師や薬剤師といった医療従事者にも相談してみてください。
専門的な知識や経験を基に、あなたに必要な情報やアドバイスをくれるはずです。
インターネットの活用
現代はネット社会ですので、インターネットにより膨大な情報を簡単に手に入れることが可能です。
自分と同じような状況の方が情報提供している場合もありますので、上手く活用してみましょう。
しかし、特定の治療のみを推奨するなど、偏った情報や不正確なものも存在しますので、自分で取捨選択をする必要があります。
情報を鵜吞みにしない
上記の方法などによって情報収集を行ったとしても、その情報を鵜吞みしないようにしてください。
情報には、研究結果に基づくものや体験談などの主観的なものが存在します。
そのため、信頼性の高い情報のみを参考にする必要があります。
信頼できる情報かを判断するためには、複数の情報と照合してみたり、担当医に確認してもらいましょう。
周りの人にも協力してもらう
担当医と自分だけでなく、家族や友人といった周囲の人も協力や手助けをしてくれる心強い味方です。
療養生活や後遺症への対処などを一緒に考えてくれたり、あなたの不安や悩みを理解してくれるかもしれません。
自分一人だと落ち込むのではなく、恥ずかしがることなく周りの人を頼ってみてください。
がん治療は信頼できる医療機関で
ここまで、がん治療における情報を集める方法や重要性などをご紹介してきました。
がん治療には情報収集も大切ですが、信頼できる医療機関で治療を行うことも重要です。
治療が始まると、主治医や医療スタッフとは長い付き合いになります。
そのため、豊富な実績が有り信頼できる病院やクリニックに相談に行くようにしてください。
近いからという理由だけで病院選びをすると、後から後悔することになるかもしれません。
東京がんクリニックは、東京でも数少ない”がん治療専門クリニック”となります。
治療実績豊富な医師とスタッフが、皆様の癌に関するお悩みを親身になって対応致します。
【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。