諦めない!大丈夫!がん治療方法がないと言われても
この記事は、「がん治療を最後まで諦めたくない」、「がんを治したい」、「もっと家族との時間や自分の時間を大切にして少しでも長くいきたい」という気持ちの患者様やそのご家族様に主に読んで頂いていると思います。
例えば、「余命あと○ヶ月」、「がんが進行してステージ4になっていて手の施しようがない」、「がんが転移していて手術ができない」といったような内容のことを医師から宣告されたまた間接的にでも類似した内容を宣告されてしまって悩んでおられる、苦しんでおられる患者様は少なくないでしょう。
当院では、光免疫療法による治療をベースに行い、他にも患者様の容体に応じて併用治療の提案やこころのケアまで、患者様に真摯に向き合い寄り添いながら患者様にとって最良の選択をして頂けるよう医療チーム全体で取り組んでおります。
そして当院では、光免疫療法以外の併用治療を行う際に当院で行っていない治療がある場合、当院と連携している医療機関や患者様のご希望に沿った医療機関の紹介といったサポート体制を充実させております。
更に、当院では4年間で3000件以上の患者様を光免疫療法による治療を行っているため、その治療データを元に患者様ひとりひとりに適した光免疫療法による治療を可能にしております。
がんに限らず悪い知らせの場合は、人は誰でもショックを受けてしまいます。
況してやがんに罹患している際に「治療法がない」、「もう治療はしないほうがよい」といった言葉を聞くともう次の手がない、生きる希望を失ってしまったといったような辛いという言葉だけでは図れないこころの傷を負ってしまうでしょう。
今回の記事では、この「治療法がない」というニュアンスの言葉の隠された意味に焦点を当てていきたいと思います。
「治療できない」「治療法はない」という言葉に隠れている意
「治療法できない」もしくは「治療法がない」と断片的に言葉をみてしまうと「これ以上は何もできないのでは」と考えてしまうことは仕方ありません。
これは「治療法がない」という言葉の意味内容以外にも、そのときの医師の声のトーンや口調といったところからショックが強調される場合もあります。
また「治療法がない」、「治療法はない」といったようなわずかな言葉のニュアンスの差も気になってしまうこともあります。
このように医師といまの患者様のパーソナリティの差によって引き起こされる場合もありますが、これ以外に「治療法がない」という説明において以下の3つのケースがあります。
①現在の患者様の容体では治療ができないということ
例えば、患者様が標準治療の中で抗がん剤治療を希望を希望している際に、医師に「治療できない」といわれたケースを想定しましょう。
医師が「治療できない」といった際に、このことは患者様を見放したり、匙を投げているといったことでは決してありません。
化学療法の場合は特に副作用を伴うので、患者様の現在の体力や合併症のリスク等を踏まえた上で、患者様の全身状態が治療を受けるにあたって不十分のため副作用に耐えられないことを想定した上で、患者様の健康状態の最良を優先した結果、そのように伝えるしかないケースもあります。
他の標準治療においても同様に、患者様の健康状態から鑑みて、苦渋の決断をしていることも多いのです。
こういった場合において、医師は勿論理由を説明しているのですが、配慮は十分に心がけているものの患者様へ十分に伝わっていなかったりといったズレが生じてしまうことがあります。
こうした場合は時間を置いて、ご家族と話し合い、自身の心の安寧を大切しながらもう一度医師に自分の意思を伝えることで新たな解決策がみつかることもあります。
②自由診療への理解がない医師
「治療法がない」という医師の中には、標準治療のみもしくは自分の認めている治療法でしか治療を行わないと判断されるケースもあります。
こういった場合は、ご家族やご家族以外に相談できる方とじっくり話し合った上で、自身の興味のある医療機関への相談やセカンドオピニオンを利用してみることも重要です。
近年では、昔と比較しても「患者ファースト」を優先に、医師や看護師、ケアマネージャー等と連携してチーム医療を行い、患者様に満足頂ける医療を提供できるよう努めている医療機関は増えてきていますが、それでも旧時代的な考えの医師もいるので、もし厳しい言葉を投げかけられても、決して可能性がないとは思わないで下さい。
③医師が限られた情報で判断するしかない場合
初回の診断の際に、患者様の担当医が限られた情報内でしか判断ができない状態で、最悪の見通しと最良の見通しを知らせる場合があり、この時に患者様やご家族には悪い知らせのみ記憶に残ってしまうことがあります。
この場合は、医師の話を理解できているかといったご自身が気になっている情報を整理した上で医師と話し合い、少しずつ自身の状況を伝えながらも信頼関係を構築していくことで道が開けることもあります。
傷ついた際に緩和する手段
上記のような言葉以外にも、医師の言葉に傷ついたり悩んでしまったりすることもあるでしょう。
一番大切なことは一人で抱え込まないことです。
患者様自身のこころを守ることは患者様自身の健康を守ることに繋がります。
そのためにも患者様にとって大切な方や自身の気持ちを話せる方に、今の辛い気持ちを伝えてみましょう。
会話をすることで、気持ちが楽になる以外にも、頭の中の整理ができるきっかけにもなります。
また医師が合わないと感じる場合は、「変えてほしい」と素直に伝えることも大事です。
医療に限らずですが、一番大切なのは患者様自身です。
治療方法がないと言われた際
当院には末期がん、ステージ4の方から余命宣告をお受けになられた方まで数多くご来院頂いております。
現在、お悩みの方はご相談ください。
当院の治療方法は以下よりご確認頂けます。
【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。