甲状腺がん手術の全て「種類、手順、リスクから術後のケアまで」

甲状腺がんの手術の詳細解説

甲状腺がんとは

  • 甲状腺がんは、甲状腺に発生する悪性腫瘍のことを指します。
  • 甲状腺は、首の前部に位置する蝶形の内分泌腺で、ホルモンを分泌する役割があります。
  • このがんは、早期発見が可能で、適切な治療を行うことで予後が良好とされています。
  • 甲状腺がんの種類には、乳頭がん、濾胞性がん、髄様がん、無分化がんなどがあります。
  • それぞれのがんの種類によって、治療方法や予後が異なるため、正確な診断が重要です。

手術の種類

  • 甲状腺がんの手術には、いくつかの種類があります。
  • 全摘出: 甲状腺全体を取り除く手術です。がんが両側に広がっている場合や、再発のリスクが高い場合に選択されます。
  • 半側摘出: 甲状腺の片側のみを取り除く手術です。がんが一方のみに局在している場合に行われます。
  • 部分摘出: 甲状腺の一部を取り除く手術です。小さながんや良性の腫瘍の場合に選択されることが多いです。
  • 手術の選択は、がんの大きさや位置、進行度、患者様の全体的な健康状態などによって異なります。

手術の手順

  • 麻酔: 手術は全身麻酔のもとで行われます。患者様は手術中、意識を失います。
  • 切開: 首の前部を切開し、甲状腺にアクセスします。このとき、周囲の組織や神経を損傷しないよう注意が払われます。
  • 摘出: がん組織や甲状腺を摘出します。この際、周囲のリンパ節も取り除くことがあります。
  • 縫合: 切開部を縫合し、手術は終了します。縫合部は、時間とともに自然に治癒します。

手術のリスク

  • 甲状腺がんの手術には、以下のようなリスクが考えられます。
  • 感染: 手術部位に感染が起こる可能性があります。感染を予防するための抗生物質が処方されることがあります。
  • 出血: 手術中や手術後に出血が起こることがあります。重度の出血は、再手術が必要となる場合があります。
  • 声帯の損傷: 手術中に声帯を傷つけるリスクがあります。これにより、声の変化や嚥下障害が生じることがあります。
  • 低カルシウム血症: 甲状腺の摘出により、カルシウムの値が低下することがあります。このため、カルシウム補給の薬剤が必要となる場合があります。

術後のケア

  • 手術後は、以下のケアが必要となります。
  • 薬剤の服用: 手術後は、甲状腺ホルモンの代替として薬剤を服用することが多いです。定期的な血液検査を行い、薬剤の量を調整します。
  • 定期的な検査: がんの再発を早期に発見するため、定期的な検査が必要です。これには、超音波検査や血液検査などが含まれます。
  • 生活習慣の見直し: 健康的な生活習慣を心がけることで、再発のリスクを低減することができます。
  • リハビリテーション: 声帯の損傷や嚥下障害が生じた場合、リハビリテーションが推奨されます。専門家の指導のもと、日常生活の質を向上させるためのトレーニングが行われます。
  • 栄養管理: 手術後は、適切な栄養摂取が重要です。特にカルシウムやビタミンDの摂取に注意が必要となります。

患者様の生活への影響

  • 甲状腺がんの手術は、患者様の生活に一時的な影響を及ぼすことがあります。
  • 声の変化: 手術による声帯の損傷や腫れにより、一時的に声がかすれたり、低くなることがあります。
  • 食事制限: 手術後、一時的に固形食の摂取が難しくなることがあります。このため、流動食やペースト状の食事を摂取することが推奨されます。
  • 活動制限: 手術直後は、激しい運動や重いものを持ち上げることは避けるよう指示されます。
  • 感情の変動: 手術や病気のストレスにより、不安やうつ症状を感じることがあります。必要に応じて、心理的サポートやカウンセリングを受けることが推奨されます。
  • 甲状腺がんの手術は、適切に行われることで、患者様の生活の質を向上させることが期待されます。しかし、手術にはリスクも伴うため、十分な情報収集と医師との相談を行うことが重要です。

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