がんの要因と予防3(悪性胸膜中皮腫・乳がん・子宮がん・卵巣がん・卵管がん)|光免疫療法導入院[東京がんクリニック]

がんの要因と予防3(悪性胸膜中皮腫・乳がん・子宮がん・卵巣がん・卵管がん)

1.がんは全身に発生する可能性があります  癌(がん)は、全身の様々な部位に発生する可能性がある怖い病気です。  そのため、がんの予防やがん治療を行うには、自分自身でも知識を身につけておく必要があります。  今回は、女性の胸部や陰部などに発生するがんについて要因や予防法などをご案内します。  東京でがん予防・がん治療なら当クリニックへ一度ご相談ください

がんの要因や予防法など(悪性胸膜中皮腫~卵巣がん)

 女性の胸部や陰部に関するがんの主な要因や予防法をご紹介します。  ここでご紹介する情報が全ての要因という訳ではありませんので、参考程度にお考えください。

(1)悪性胸膜中皮腫

 胸膜で出来る腫瘍の中で最も多いのが、悪性胸膜中皮腫というがんです。  肺がんや胃がんなどに比べると、発生する頻度の低いがんと言えますが、年間千人を超える人が悪性胸膜中皮腫で無くなっています。  悪性胸膜中皮腫は、アスベストを吸引してから20~50年程度で発症するとされており、アスベストを取り扱う労働者だけでなく、工場周辺の住民にも発症することが社会問題にもなりました。  頻度は低下しますが、建物の天井など低濃度曝露でも発症すると考えられています。  早期発見の難しいがんのため、発見した時には重度に進行していることが多いのも特徴です。

がんの要因と予防について(乳がん~卵巣がん)

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(1)乳がん

●乳がんの要因  乳がんは、女性ホルモンの1つである「エストロゲン」が発生・増殖に大きく影響します。  具体的には、妊娠・出産経験が無い、高齢出産、初経年齢が早い、閉経年齢が遅いなど、エストロゲンに長期間さらされている場合に発生するリスクが上がります。  また、ピル(経口避妊薬)の服用やホルモン剤の注入などによっても、乳がんのリスクが確実に高くなるとされています。  日常生活においては、飲酒によって乳がんのリスクが高くなります。  また、母親からの遺伝についても確立された要因と言われています。 ●乳がんの予防  授乳は、乳がんに対して予防効果があるとされています。  また、閉経後の方については、運動することで乳がんのリスクが低くなることも分かっています。  そのため、飲酒を出来るだけしない生活を心掛け、適度に運動を行うようにしましょう。

(2)子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん・外陰がん・膣がん・絨毛がん)

. ①子宮頸がん  子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に持続的に感染することが発生する要因と考えられています。  HPVは性行為によって感染しますが、ウイルスに感染しても基本的には免疫機能によって排除されます。  しかし、稀に免疫機能が低下し、ウイルスが長期間排除されない場合があり、ごく少数の人の細胞ががん化することがあります。  男性もHPVに感染しますが、がん化することは殆どありません。  また、喫煙についても子宮頸がんのリスクを確実に高くするとされています。  子宮頸がんを予防するためには、禁煙を行ったり定期的に子宮がん検診を受けることが重要です。 ②子宮体がん  子宮体がんは、エストロゲンに影響されて増殖するものと、エストロゲンとは無関係のものに大きく分けられます。  子宮体がんを発生させる要因としては、出産経験が無い、閉経年齢が遅い、肥満などが確実とされています。  また、乳がんのホルモン療法で使用されるタモキシフェンといった一部の薬剤についても要因と考えられています。  いずれにしても体内のエストロゲンの量を増やすものですが、一方でプロゲステロンは予防に繋がると言われています。  その他には、高血圧、糖尿病、家族の乳がんなどの経験歴にも関連があるとされています。  子宮体がんを予防するためには、運動が良いとされています。 ③外陰がん  外陰がんは、子宮頸がんと同様にHPV感染が最も大きな要因となります。  その他には、硬化性苔癬も関係していると考えています。 ④膣がん  膣がんは、子宮頸がんと連続する場合が多いため、子宮頸がんと同様の要因や予防法と考えて良いでしょう。  そのため、膣がんについてもHPV関連の疾患となります。 ⑤絨毛がん  絨毛がんは、子宮内で胎児と母体を結んでいる”絨毛(じゅうもう)”に発生するがんです。  胞状奇胎という、妊娠した子宮内にぶどうの房のような外観の“つぶつぶ”が多数存在する病気が要因となるケースが殆どです。  また、進行が早く転移しやすい特徴があり、肺や肝臓、脳などに血行性転移を起こしやすいです。

(3)卵巣がん・卵管がん

 卵巣がんの発生には複数の要因が関係していると考えられています。  その中でも卵巣がんを発生させる確実な要因としては、家族歴が挙げられます。  その他には、喫煙や出産経験が無いことについても関連があるとされています。  疾患においては、多嚢胞性卵巣症候群や子宮内膜症、骨盤内炎症性疾患などが要因となります。  また、経口避妊薬(ピル)の服用については卵巣がんの発生リスクを低下させることも分かっています。  卵管がんについては、確実な要因は判明していませんが、卵巣がんと同様の要因だと考えられています。

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