抗がん剤のあらまし
がん治療の3大治療法の一つで、化学療法に該当するものです。
抗がん剤はがんの進行(悪性腫瘍の増殖)を抑えたり、がんを縮小させたり、がんが原因と考えられる痛みなどの症状を和らげる為の薬剤です。
(抗がん剤には内服薬と注射薬があります。)
また抗がん剤には、種類が幾つも有ります。
具体的に言うと、抗がん剤にはそれぞれのがんに特異的に働く薬剤が存在します。
例えば、乳がんにも種類が存在し、その種類の判定方法としては、
- ①『非浸潤がんと浸潤がん(転移のありなし)』
- ②『グレード(大きさ、形がそろっているかばらついているか)』
- ③『ホルモン感受性(エストロゲン・プロゲステロン)』
- ④『HER2の有無』が挙げられ、これらがどのタイプになるかで治療を決定することになります。
つまり、抗がん剤治療はこれらの性質や状態をよく知ることが大切であり、それにより使用される薬剤が異なります。
抗がん剤の副作用
抗がん剤の副作用として、ドラマ等で見て比較的イメージしやすいものは、脱毛、感染症、肝機能の低下等が挙げられます。
抗がん剤の副作用はその種類によって副作用が異なります。
また抗がん剤の副作用が出てくる時期は大体決まっています。
- 抗がん剤による主な副作用の発現時期と症状は、投与日には「アレルギー反応、吐き気、発熱など」
- 2~7日には「倦怠感、食欲不振、吐き気・嘔吐、下痢 など」
- 7~14日には「口内炎、下痢、食欲不振など」
- 14~28日には「脱毛、皮膚の角化やしみ、手足のしびれなど」
となってます。
更に、抗がん剤の副作用には自分でわかる副作用と検査でわかる副作用があります。
自分でわかる副作用は主に上記のもので、検査でわかる副作用には骨髄抑制、貧血、肝機能障害が挙げられます。
但し、これらはあくまで概要であり、必ずしも全て起こるわけではありません。
寧ろ稀にしか起こらない症状もあります。
つまり、抗がん剤の副作用は使用する抗がん剤の種類・体調・体質などが影響し、副作用の出現頻度・程度・時期には個人差があるということです。
抗がん剤の副作用は何故起こる?
まず、がん細胞は活発に細胞分裂して増殖し続けるという特徴があります。
上記でも説明しましたが、簡単に言ってしまえば抗がん剤は細胞を破壊または分裂を抑える薬です。
つまり、抗がん剤は悪性腫瘍という悪い細胞だけでなく、良い細胞も破壊してしまうのです。更に、細胞分裂がさかんな正常細胞(血液・髪の毛・口腔内・消化管粘膜など)は抗がん剤の影響を受けやすくなってしまうのです。
故に、抗がん剤による副作用が生じてしまいます。
抗がん剤の副作用は回復します
抗がん剤の種類によっては、患者様自身で生活面での注意や工夫で症状を軽減したり、予防できる場合もあります。
抗がん剤の副作用はほとんどのものが一時的で、早めに対処すれば症状を軽くできますし、上手に付き合いながら治療を行えば回復します。
例えば、口内炎・口腔内乾燥の場合、「口腔内の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促すこと」が口内炎対策に繋がります。(うがい、加湿器、マスク着用など)
抗がん剤の副作用についてよく知り、我慢せずに伝えることはとても大切です。
また当院で採用している「光免疫療法」は副作用が少ない事が特徴として挙げられます。
現在がん治療を東京でお考えの患者様はTGC東京がんクリニックへ一度ご相談ください。
当院ではがんのステージに関係なく、ご対応が可能です。
当院では副作用が少ない光免疫療法を導入
当院では光免疫療法を導入しております。現在がん治療に関して以下のようなお悩みはございませんか?
【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。