光免疫療法は、光に反応する薬剤を点滴で投与し、がん細胞に集まった薬剤へ近赤外線を照射することで、がん細胞へのアプローチを目指す治療法です。
薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を利用し、照射によって活性酸素を発生させることで、がん細胞を内側から攻撃することを目的としています。
東京がんクリニックでは、以下のようなお悩みをお持ちの方からのご相談も承っております。
- 再発・転移があり、治療の選択肢を探している方
- 標準治療との併用を検討されている方
- 抗がん剤治療の休薬中に相談先を探している方
- ご高齢などの理由で治療方針にお悩みの方
- 緩和ケアを勧められ、他の可能性も検討したい方
- ステージに関わらず、今後の治療について相談したい方
がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法についてもご相談ください。
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膵臓がんは、早い段階では自覚症状が現れにくく、症状があっても胃腸の不調や腰痛などと区別しにくいことがあります。腹部や背中の痛み、食欲不振、体重減少、黄疸、糖尿病の急な発症・悪化などは受診のきっかけになりますが、これらがあるからといって膵臓がんとは限りません。本記事では、注意したい初期症状と、医療機関へ相談する目安、診断に用いられる検査について解説します。
膵臓がんの初期症状は気づきにくい

膵臓がんは、小さいうちは症状が出ないことが多く、症状が現れても膵臓だけに特有とはいえない点が早期発見を難しくしています。まずは、なぜ気づきにくいのか、どのような変化が受診の手がかりになるのかを確認しましょう。
早期には症状がないことも多い
膵臓は胃の後ろ側にある細長い臓器で、食べ物の消化を助ける膵液や、血糖値を調節するホルモンをつくっています。膵臓がんが小さい段階では、臓器の働きや周囲の組織への影響が少なく、自覚できる変化が起こらないことがあります。症状がないことは膵臓がんがないという証明にはなりませんが、症状のない一般の方全員を対象とする有効な膵臓がん検診も、現在は確立していません。
膵臓が体の奥にあるため変化を感じにくい
膵臓は体の表面から触れにくい場所にあり、周囲には胃、十二指腸、胆管、肝臓、脾臓や太い血管があります。がんが大きくなったり、胆管や膵管を圧迫したりして初めて、痛みや黄疸などの症状が現れる場合があります。また、膵臓のどの部分にがんができたかによっても症状は異なります。胆管に近い膵頭部のがんでは黄疸がきっかけになりやすい一方、膵体部や膵尾部では症状が遅れて現れることがあります。
症状だけで膵臓がんとは判断できない
腹痛、背中の痛み、食欲不振などは、胃腸の病気、胆石、筋肉や骨の問題、ストレスなどでも起こります。反対に、症状が軽いから病気も軽いとは限りません。症状の種類だけで自己判断するのではなく、続いている期間、悪化の有無、体重や尿・便の変化、持病などを含めて医師に伝えることが重要です。膵臓がんという病気の全体像は、膵臓がんの基本情報も参考にしてください。
膵臓がんで注意したい初期症状

膵臓がんでみられる症状には、腹部や背中の痛み、食欲・体重の変化、黄疸、血糖値の変化などがあります。いずれもほかの病気で起こる可能性がありますが、複数の変化が重なる場合や、理由なく続く場合は医療機関へ相談してください。
みぞおちや上腹部の不快感・痛み
みぞおちを中心とした上腹部の重さ、鈍い痛み、張る感じが現れることがあります。痛みが食後に強くなる、姿勢によって変化する、断続的に続くなど、感じ方には個人差があります。胃炎や胆のうの病気などでも似た症状が起こるため、腹痛だけで膵臓がんを判断することはできません。数日たっても改善しない、徐々に強くなる、食事がとれない、発熱や嘔吐を伴う場合は早めに受診しましょう。
背中や腰に続く痛み
膵臓は背骨に近い位置にあるため、病変が周囲の神経などへ影響すると、背中や腰に痛みを感じることがあります。筋肉痛のように動作と明確に連動せず、安静にしても続く痛みや、腹部の不快感と同時に起こる痛みは受診の手がかりになります。ただし、背部痛の多くは筋肉や骨など別の原因によるものです。急に強い痛みが出た場合や、冷や汗、息苦しさ、意識の変化を伴う場合は、膵臓がんに限らず緊急性のある病気も考え、速やかに医療機関へ連絡してください。
食欲不振と理由のない体重減少
食欲が落ちる、少量で満腹になる、吐き気がある、特に食事制限をしていないのに体重が減るといった変化がみられることがあります。がんによる全身への影響だけでなく、膵液の流れが妨げられて食べ物を十分に消化できなくなることも関係します。体重は同じ条件で定期的に測り、減少量と期間を記録すると診察に役立ちます。短期間で明らかに体重が減った場合は、年齢や体質のせいと決めつけず相談しましょう。
黄疸、濃い尿、白っぽい便、皮膚のかゆみ
膵頭部にできたがんが胆管を圧迫すると、胆汁が流れにくくなり、皮膚や目の白い部分が黄色くなる黄疸が現れることがあります。尿が紅茶のように濃くなる、便の色が白または灰色に近くなる、全身のかゆみが出ることもあります。黄疸は胆石や肝臓の病気などでも起こりますが、放置すると感染症などにつながることがあるため、気づいたら早めに受診してください。発熱や悪寒、強い腹痛を伴う場合は速やかな診察が必要です。
糖尿病の急な発症や血糖値の悪化
膵臓は血糖値を調節するインスリンをつくるため、膵臓がんがきっかけとなって糖尿病を発症したり、安定していた血糖値が急に悪化したりする場合があります。糖尿病は頻度の高い病気であり、血糖値の変化だけで膵臓がんを意味するものではありません。ただし、中高年で糖尿病を新たに発症し、同時に体重減少や腹部症状がある場合、治療を続けているのに血糖値が大きく変化した場合は、膵臓の検査が必要かを主治医へ相談してください。
脂っぽい便や消化不良
膵液が腸へ十分に流れなくなると、特に脂肪の消化が不十分になり、便が脂っぽい、水に浮きやすい、流れにくい、においが強いなどの変化がみられることがあります。腹部の張りや下痢を伴うこともあります。食事内容や感染性胃腸炎などでも便は変化しますが、何度も続く場合や体重減少を伴う場合は医師へ伝えましょう。
当院に寄せられる膵臓がんの初期症状に関するご相談

当院へ寄せられた膵臓がんのご相談には、食欲不振と強い倦怠感、下痢と体重減少、体調不良などをきっかけに検査を受け、診断に至った方がいます。こうした相談傾向を踏まえ、症状の経過と診断後の不安を整理するときに確認している内容をご紹介します。
食欲不振や下痢、体重減少をきっかけに診断された方からのご相談
実際のご相談では、食欲が落ちて強い倦怠感が続いた方や、下痢と体重減少があり検査を受けた方など、診断までの経過はさまざまです。症状が出る前には膵臓がんを疑っていなかったため、患者様やご家族が「なぜ気づけなかったのか」「もっと早く検査できたのではないか」と不安を抱えることもあります。しかし、これらはほかの病気でも起こり、膵臓がんは早期に症状が出ない場合もあるため、症状だけで発見時期を判断することはできません。
症状の経過と検査結果を確認します
ご相談時には、食欲不振、下痢、倦怠感、痛みなどが始まった時期、体重と食事量の変化、黄疸や尿・便の状態、血糖値、既往歴を確認します。診断後の相談では、血液検査、肝機能、腫瘍マーカー、腹部超音波、CT、MRI、病理検査、転移の場所、現在の治療内容、主治医から説明されている方針も重要です。診療情報提供書やお薬手帳があると、症状から診断までの経過を整理しやすくなります。
自己判断せず標準的な診断につなげることが大切
インターネット上の症状一覧は受診のきっかけにはなりますが、膵臓がんの診断はできません。膵臓がんが疑われる場合は、消化器内科などで標準的な検査を受け、診断がついた後は病期や全身状態に応じた標準治療を主治医と検討します。自由診療を含む選択肢に関心がある場合も、検査や標準治療を自己判断で中断しないことが重要です。ご相談の準備については、膵臓がんの相談時に確認したいことも参考にしてください。
膵臓がんが心配なときの受診と検査

気になる症状があるときは、症状の経過を整理して内科や消化器内科へ相談します。診察では症状や持病を確認し、必要に応じて血液検査や画像検査を組み合わせます。一つの検査だけで判断せず、段階的に調べることが大切です。
黄疸や強い痛みがある場合は早めに受診する
目や皮膚が黄色い、尿が濃い、便が白っぽいといった黄疸の徴候がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。強い腹痛や背部痛、発熱、繰り返す嘔吐、意識がぼんやりする状態などがある場合は、夜間や休日でも救急相談を検討します。それ以外でも、症状が2週間以上続く、徐々に悪化する、理由のない体重減少を伴う場合は、放置せず受診することが大切です。
症状の期間や体重の変化を記録する
受診前に、症状が始まった日、痛む場所や強さ、食事との関係、尿や便の色、体重の推移を簡単に記録しておくと診察に役立ちます。糖尿病、慢性膵炎、膵のう胞、胆石などの既往歴、喫煙・飲酒歴、血縁者の膵臓がん歴も伝えましょう。健康診断や過去の画像検査の結果、お薬手帳があれば持参してください。原因やリスク要因については、膵臓がんの原因の記事でも解説しています。
血液検査と画像検査を組み合わせる
血液検査では肝機能、胆道系酵素、血糖値、膵酵素などを確認し、CA19-9やCEAなどの腫瘍マーカーを調べることがあります。腫瘍マーカーは早期には上昇しない場合があり、良性の病気でも高くなるため、数値だけでは診断できません。画像検査には腹部超音波検査、造影CT、MRI・MRCP、超音波内視鏡検査などがあります。腹部超音波は体への負担が少ない一方、膵臓が体の奥にあり、消化管のガスの影響も受けるため、膵臓全体を観察できないことがあります。
必要に応じてCT・MRI・超音波内視鏡検査へ進む
血液検査や腹部超音波で異常が疑われる場合、造影CTで腫瘍の有無や血管との関係、転移の可能性を調べます。MRIやMRCPは膵管・胆管の状態やのう胞性病変の評価に役立ちます。超音波内視鏡検査は、胃や十二指腸の内側から膵臓を近くで観察する検査で、小さな病変の評価や組織採取に用いられることがあります。検査の順序は患者様の症状、腎機能、アレルギー、施設の体制などで異なります。詳しい流れは、膵臓がんの検査もご覧ください。
膵臓がんの初期症状―記事のポイント
- 膵臓がんは早期に自覚症状がないことが多く、症状だけで発見することは困難です。
- 上腹部や背中の痛み、食欲不振、理由のない体重減少が続く場合は医療機関へ相談しましょう。
- 黄疸、濃い尿、白っぽい便、皮膚のかゆみは胆汁の流れが妨げられたときに現れることがあります。
- 糖尿病の急な発症や血糖値の悪化に体重減少などが重なる場合は、膵臓の検査が必要か医師へ確認してください。
- 診断には血液検査、腹部超音波、CT、MRI、超音波内視鏡などを組み合わせます。
- 黄疸、強い痛み、発熱、繰り返す嘔吐がある場合は、早めの受診が必要です。

【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。



