標準治療は不要!?『がんの自然治癒』について
がんの自然治癒とは、治療を行わずにがんが縮小または消失する現象を指します。
医学的には極めて稀な現象であり、科学的なメカニズムは完全には解明されていませんが、歴史的には症例報告の形で記録されています。
頻度としては、全がん症例のうち、1万分の1~10万分の1程度と推定されます。
がんの自然治癒の詳細
がん治療において、本来何も行わずがんが寛解することはあり得ないといっても過言ではありません。
しかし、世界中をはじめ日本でも寛解した症例は実際に報告されています。
ここでは、「がんの自然治癒」について解説していきます。
がん(悪性腫瘍)において、標準治療や免疫療法、光免疫療法といった治療を一切行わずにがんが縮小したり、消失することがあります。
このことを自然治癒といいます。
また、がんの自然治癒について、がんが縮小することをがんの自然退縮、がんが消失することをがんの自然消退といいます。
また、がんの治療において「がんが寛解した」ことを証明することは非常に難しいため、厳密に「がんの自然治癒」について定義することは困難です。
「がんの自然治癒」については、19 世紀から報告されており、特に研究者の間で知られているものは次の例です。
顔の肉腫に加えて丹毒に罹患して数日間高熱で苦しんだとされる中年女性ですが、その1週間後、顔の肉腫がおよそ半分に縮小し、がん転移によって生じた首のリンパ腫の縮小も確認されたというものです。
(しかしこの女性はがんの縮小が確認されてから数日後になくなっています。)
「がんの自然治癒」は19 世紀から始まって、20 世紀の半ば過ぎに Everson と Coleによって各国から自然退縮をした症例を集めて、これらの症例をまとめた研究発表をきっかけに各国の研究者によって注目されるようになりました。
また「がんの自然治癒」については、詳しい仕組みは解明されていませんが幾つか要因が考えられます。
次節では、「がんの自然治癒」が起こるとされる要因について説明させて頂きます。
がんの自然治癒が起こる要因
他の要因についても Everson と Coleによって列挙されていますが、ここでは「がんの自然治癒」が起こるとされる要因を3つ程挙げさせて頂きます。
①発熱
がん細胞は正常な組織と比較すると熱に弱いという性質があるといわれており、特に42度を超えるとがん細胞は破壊されます。
つまり、がんの自然治癒や自然退縮が起こったのは罹患した際に発熱の経験が多いことが考えられています。
②免疫反応
発熱症状は、細菌やウイルスといった非自己の病原体が体内に侵入した際、すなわち感染した際に主に生じます。
この時、がん患者様の免疫がより強力に働くようになります。がんとは別の病気で免疫力が上昇した結果、その病原体と共にがん細胞も排除することが考えられます。
③がん細胞自身によるもの
1歳以下で神経芽腫を発がんした場合、およそ半数が自然治癒によって回復するといわれています。
これはがん細胞内部で何らかの死滅システムが働くからだと考えられています。
がんに対しては適切な治療を行う
上記では「がんの自然治癒」について説明しましたが、実際には非常に稀なケースであることをお伝えしました。
がんが確認された際に、自然治癒する可能性は勿論0%ではありませんが、その可能性に頼るのではなく、やはり患者様にとって適切な治療を行うことが重要となります。
言い換えれば、原則としては標準治療ががんの治癒に向けての一番の近道であることは変わりません。
また、標準治療の中でも、がんの種類や進行度によって、どの治療法が最適なのかが異なります。
初期の段階で適切な治療を受けることで、治癒する可能性が高くなるため、診断を受けた上で担当医と相談し、患者様が納得して治療に臨まれることが一番重要となります。
そして、がん治療には標準治療以外にも、免疫療法や光免疫療法といった治療法も存在します。
当院に来られる患者様の中には、標準治療による強い副作用や手術による部位の切除といった点が懸念となり、光免疫療法でがん治療を行いたいという方も少なくありません。
当院では、光免疫療法を用いて患者様の寛解に向けて、懸命に寄り添って治療をさせて頂いております。
また、当院の光免疫療法は標準治療と併用して頂くことも可能なため、現在がんの標準治療を受けられている患者様もお気軽にご相談ください。
以下より当院の光免疫療法の詳細をご確認頂けます。

【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。