ステージ0の膵臓がんとは
ステージ0の膵臓がんは、がん細胞がまだ膵管の上皮内にとどまっている状態を指します。
この段階では、がんはまだ膵管の壁を浸潤していません。
したがって、この段階のがんは非浸潤がんとも呼ばれます。
ステージ0の膵臓がんは、画像診断ではほぼ見つけることができないため、「幻のがん」とも呼ばれています。
ステージ0の膵臓がんの診断
ステージ0の膵臓がんの診断は、主に血液検査や造影CT検査・超音波内視鏡検査などの画像検査の結果から判断されます。
造影CT検査ではがんの状態や広がり、他の臓器への転移の有無などが確認できます。
しかし、これらの検査ではステージ0の膵臓がんを見つけることは難しいとされています。
ステージ0の膵臓がんの治療
ステージ0の膵臓がんの治療は、がんの進行度や患者様の全体的な健康状態によります。
手術が可能な場合、ステージ0の膵臓がんは通常、手術で除去することができます。
手術後の5年生存率は約90%と報告されています。
光免疫療法とステージ0の膵臓がん
ステージ0の膵臓がんの治療選択肢は、手術、化学療法、放射線療法、免疫療法などがあります。
光免疫療法は、がん細胞に選択的に集積させた後、特定の光を照射する事によって、がん細胞を攻撃します。
がん細胞を選択的に攻撃するため、正常細胞への影響が少なく、副作用が低減できる利点があります。
以下より当院の光免疫療法の詳細をご確認頂けます。
【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。