がんから身体を守るための基礎知識〜発がん性物質を知ろう〜

光免疫療法というがん治療の選択肢】
がん細胞へのアプローチと免疫の働きに着目した治療法です

光免疫療法は、光に反応する薬剤を点滴で投与し、がん細胞に集まった薬剤へ近赤外線を照射することで、がん細胞へのアプローチを目指す治療法です。

薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を利用し、照射によって活性酸素を発生させることで、がん細胞を内側から攻撃することを目的としています。

東京がんクリニックでは、以下のようなお悩みをお持ちの方からのご相談も承っております。

  • 再発・転移があり、治療の選択肢を探している方
  • 標準治療との併用を検討されている方
  • 抗がん剤治療の休薬中に相談先を探している方
  • ご高齢などの理由で治療方針にお悩みの方
  • 緩和ケアを勧められ、他の可能性も検討したい方
  • ステージに関わらず、今後の治療について相談したい方

がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法についてもご相談ください。

以下のバナーをクリックすると、東京がんクリニックの光免疫療法ページをご覧いただけます。

東京がんクリニックの光免疫療法。薬剤と光で、がん細胞へアプローチ。電話番号0120-833-177。詳しくはこちら。

発がん性物質を知ろう

がんは昔から日本人の死因で一番とされる要因であり、厚生労働省が令和3年に公開した人口動態統計月報年計(概数)の概況においても、悪性新生物(腫瘍)の全死亡者に占める割合は 26.5%で死亡要因としては一番に挙げられています。また日本人が一生のうちにがんと診断される割合は50%以上と非常に身近な病です。
がんになったことのない方や一度がんに罹患してから寛解した方もできるだけがんにならないように、がん予防を心がけている方も少なくないと思われます。
がんにならないように知っておくべき基礎知識の一つとして発がん性物質が挙げられます。
今回は、がんリスクを高めてしまう発がん性物質とは何かについてみていきたいと思います。

発がん性物質ってどんな物質

発がん性物質とは、がんを誘発させるまたはがんの発生率を増加させるような化学物質やその複合体、またウイルス等を指します。
がん化するメカニズムは、何らかの要因でダメージを受けた遺伝子が異常をきたすことで引き起こされるというものですが、私たちの身の回りにはがんの発生率を上昇させる化学物質(外的要因)が多くあります。現状において発がん性物質と考えられているものには、実験的に発がん性が確認されたものと長期的な調査に基づいて明らかとなったものがあります。前者については、動物実験の段階で発がん性が認められたものではあるものの人体では証明されていないものもありますが、逆に人体に影響を及ぼさないことは証明できないため、一般的に発がん性物質としてまとめられています。
次に、発がん性物質の種類にどのように分類されているのかみていきましょう。

国際がん研究機関による発がん性物質の分類

発がん性物の種類は様々で、また種類によって発がんリスクは異なってきます。
発がん性物質の種類については、世界保健機関(WHO)の一機関である国際がん研究機関(IARC)によって分類がなされています。
国際がん研究機関では、発がん性物質について人に対する発がんリスクの可能性の高さに応じて5段階に分類されています。
また、国際がん研究機関は発がん性が考えられる物質や環境の分類についてグループ1、グループ2A、グループ2、グループ3の4つに具体的に分類しています。
国際がん研究機関(IARC)による発がん性の分類のそれぞれのグループと発がん性物質の例は次の通りです。
(以下の分類は、物質の発がん性の強さ、暴露量に基づくリスクの大きさとは無関係です。)

(1)グループ1:ヒトに対して発がん性がある(Carcinogenic to humans)

グループ1は、人に対して発がん性が明確に証明されているものに相当します。
グループ1には、120種類の発がん性物質が確認されています。
代表的な発がん性物質として、化学物質には、アスベストやベンゼン、塩化ビニルポリマー、カドミウム等の物質に加え、HPV(ヒトパピローマウイルス)、ピロリ菌といった感染症、放射線の暴露が挙げられます。また代表的な混合物にはアルコール、ハム・ベーコンなどの加工肉、喫煙が挙げられます。

(2)グループ2A:ヒトに対しておそらく発がん性がある(Carcinogenic to humans)

グループ2Aは、動物実験において確実な発がん性が証明されているけれど、人に関しては現状では限られた証明しかなされていないものに相当します。
グループ2Aでは、81種類の発がん性物質が確認されています。  
代表的な発がん性物質に、アクリルアミド、クロロトルエン等の化学物質が挙げられます。

(3)グループ2B:ヒトに対して発がん性がある可能性がある(Possibly carcinogenic to humans)

グループ2Bは、動物実験において確実な発がん性が証明されていないけれど、人に関しては現状では限られた証明がされているもの或いは動物実験において発がん性が証明されているけれど人に関しては発がん性の証明が不十分なものに相当します。
グループ2Bでは、99種類の発がん性物質が確認されています。
代表的な発がん性物質として、化学物質にはアクリルニトリルやクロロホルム、混合物にはガソリンや重油。そのほかの要因にわらびや漬けもの、鉛等が挙げられます。

(4)グループ3:ヒトに対する発がん性について分類できない。(Not classifiable as to its carcinogenicity to humans)

グループ3は、人と動物実験いずれにおいても発がん性が十分に証明されたわけではありませんが、必要以上の暴露は避けたいものに相当します。
グループ3に含まれる発がん性物質は、502種類と全グループの中で最多になります。
代表的な発がん性物質として、化学物質には、塩酸や次亜塩素酸塩に水銀、その他にはコーヒーやお茶等が挙げられます。

発がん性物質によってなりやすいがんについて

最後に発がん性物質によって引き起こされやすいがんの部位についてみていきたいと思います。
発がん性物質によって最もがん化が起こりやすいのは肺です。その次に、鼻腔や喉頭といった頭頸部に起こりやすいとされています。また、膀胱等にも発症しやすいといわれています。
発がん性物質は、皮膚や口と接触することで体内に吸収されるため、発がん性物質が接触しやすい部位が優先的にがん化しやすいと考えられています。

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