光免疫療法は、光に反応する薬剤を点滴で投与し、がん細胞に集まった薬剤へ近赤外線を照射することで、がん細胞へのアプローチを目指す治療法です。
薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を利用し、照射によって活性酸素を発生させることで、がん細胞を内側から攻撃することを目的としています。
東京がんクリニックでは、以下のようなお悩みをお持ちの方からのご相談も承っております。
- 再発・転移があり、治療の選択肢を探している方
- 標準治療との併用を検討されている方
- 抗がん剤治療の休薬中に相談先を探している方
- ご高齢などの理由で治療方針にお悩みの方
- 緩和ケアを勧められ、他の可能性も検討したい方
- ステージに関わらず、今後の治療について相談したい方
がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法についてもご相談ください。
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甲状腺がんの初期症状は分かりにくいことが多い

甲状腺がんは、初期の段階では自覚症状がないことも少なくありません。首の前側にしこりが触れる、健康診断や別の検査で甲状腺の結節を指摘される、といったきっかけで見つかることがあります。
甲状腺は、のどぼとけの下あたりにある小さな臓器です。体の表面に近い位置にあるため、しこりがある程度大きくなると、首のふくらみや左右差として気づくことがあります。一方で、しこりが小さい場合や深い位置にある場合は、自分では分からないまま経過することもあります。
「痛みがないから大丈夫」「しこりが動くから良性だろう」と自己判断するのは避けたいところです。甲状腺のしこりには良性のものも多くありますが、悪性かどうかは触った感覚だけでは判断できません。気になる変化がある場合は、耳鼻咽喉科、内分泌内科、甲状腺を診る医療機関で確認することが大切です。
初期症状だけで甲状腺がんとは判断できない
首の違和感、のどのつかえ感、声の変化などは、甲状腺がん以外の病気でも起こります。反対に、甲状腺がんがあっても症状が目立たないことがあります。そのため、症状の有無だけで安心したり、不安を強めすぎたりせず、検査で状態を整理する姿勢が重要です。
また、症状がないまま見つかった場合でも、組織型やしこりの大きさ、リンパ節の状態によって確認すべき内容は変わります。乳頭がんのように比較的ゆっくり経過することが多いタイプもあれば、未分化がんのように進行が速く、周囲の臓器への影響を急いで評価する必要があるタイプもあります。
首のしこり・声のかすれなど注意したいサイン

甲状腺がんで注意したい代表的なサインは、首の前側のしこりです。鏡を見たときに首の一部がふくらんで見える、飲み込むとしこりが上下に動く、以前より首元が張るように感じるといった変化がきっかけになることがあります。
しこりの感じ方は人によって異なります。痛みがない場合もあれば、首の圧迫感として自覚される場合もあります。急に大きくなったように感じる、硬さが気になる、首の横のリンパ節が腫れているように感じるときは、症状の経過を記録して受診時に伝えましょう。
病状が進むと、のどの違和感、声のかすれ、飲み込みにくさ、むせやすさ、首の痛み、血の混じった痰、息苦しさなどが出ることがあります。これらは、甲状腺の近くにある気管、食道、声帯を動かす神経などに影響が及ぶ場合にみられることがあります。
特に、声のかすれが続く場合や、飲み込みにくさ、息苦しさを伴う場合は、早めの受診を考えたい症状です。風邪や声の使いすぎと思って様子を見ているうちに長引くこともあるため、症状が続く期間や変化の仕方をメモしておくと診察時に伝えやすくなります。
受診時に伝えたい症状の記録
- 首のしこりに気づいた時期、大きさの変化、痛みの有無
- 声のかすれ、飲み込みにくさ、むせやすさ、息苦しさの有無
- 甲状腺疾患の既往、家族歴、過去の放射線治療歴
- 検診や画像検査で甲状腺結節を指摘された時期と検査結果
急に悪化する症状は早めに相談する
急に息苦しさが強くなる、飲み込みにくさが進む、声が出しにくい状態が続く場合は、早めに医療機関へ相談してください。甲状腺がん以外の原因でも、気道やのどの状態を確認する必要があるためです。
一方で、軽い違和感だけの場合でも、数週間以上続く、以前より強くなる、首のしこりを伴うといった変化があれば受診の目安になります。受診を迷うときは、症状の期間、日常生活への影響、飲食や会話への影響を具体的に書き出しておくと判断しやすくなります。
初期症状が気になるときに行われる検査

甲状腺がんが疑われるときは、まず問診、視診、触診で症状やしこりの状態を確認します。首のしこりの大きさ、硬さ、広がり、リンパ節の腫れなどを診察し、必要に応じて超音波検査へ進みます。
超音波検査では、甲状腺腫瘍の大きさや性質、リンパ節転移の有無などを調べます。甲状腺のしこりが良性か悪性かを判断するための重要な検査で、細い針で細胞を採取する穿刺吸引細胞診が行われることもあります。
検査を受ける際は、過去の検査画像や紹介状、血液検査の結果があれば持参すると、変化の比較に役立つことがあります。すでに甲状腺の病気で通院している方は、これまでの診断名、服用している薬、手術や放射線治療の有無も伝えられるようにしておきましょう。
血液検査では、甲状腺ホルモンやTSH、サイログロブリン、カルシトニンなどを確認することがあります。ただし、腫瘍マーカーやホルモンの値だけで甲状腺がんの有無を確定することはできません。画像検査や細胞診の結果とあわせて総合的に判断されます。
がんと診断された場合は、治療方針を決めるためにCT、MRI、PET検査などで広がりやステージを確認することがあります。検査内容は、しこりの状態、組織型、症状、既往歴によって異なります。検査の流れは甲状腺がんの検査について解説した記事でも整理しています。
原因やリスクもあわせて確認する
問診では、甲状腺疾患の既往、家族歴、過去の放射線被ばくの有無などを確認することがあります。症状だけでなく背景情報も診断の手がかりになるため、心当たりがある内容は受診前にまとめておくとよいでしょう。リスク要因の考え方は甲状腺がんの原因とリスク要因の記事で詳しく解説しています。
当院に寄せられる甲状腺がんの症状に関するご相談

当院には、甲状腺がんと診断された方やご家族から、症状の変化と今後の治療方針について相談が寄せられます。例えば、未分化がんと診断され、声のかすれがあり、気管や食道への浸潤を指摘された方が、現在の薬物療法の位置づけや今後確認すべき内容を整理したいと相談されることがあります。
また、手術後に声帯の近くで再発し、放射線治療後に落ち着いていたものの、数年後に頸動脈の近くで再発を指摘された方から、手術のリスクや体への負担が気になるという相談を受けることもあります。声のかすれ、飲み込みにくさ、首の違和感などの症状は、病変の場所や治療歴とあわせて確認する必要があります。
さらに、甲状腺全摘後に頸部リンパ節への再発を指摘され、再手術が難しいと説明を受けた方が、薬物療法の結果や腫瘍の増大傾向を踏まえて、今後主治医に何を確認すればよいかを相談されることもあります。症状だけでなく、画像検査、病理結果、血液検査、これまでの治療内容をまとめておくと、相談の焦点が明確になります。
当院では、標準治療を否定するのではなく、現在の診断内容や治療方針を整理し、主治医に確認したい点を一緒に考えることを重視しています。甲状腺がんの全体像を確認したい場合は甲状腺がんの基本を解説した記事も参考になります。治療方針に迷いがある場合は、甲状腺がんの相談先や確認事項の記事もあわせてご覧ください。
相談前には、いつから症状があるか、どの検査で何を指摘されたか、現在の治療方針についてどのような説明を受けているかを整理しておくと、限られた時間でも重要な点を確認しやすくなります。ご本人だけで抱え込まず、ご家族が一緒に経過をまとめることも役立ちます。
甲状腺がんの初期症状を理解するためのポイント
- 甲状腺がんは初期に自覚症状が乏しいことがある
- 首のしこり、声のかすれ、飲み込みにくさ、息苦しさは注意したいサイン
- 症状だけで良性・悪性は判断できないため、検査で確認することが大切
- 受診時は症状の経過、検査結果、治療歴、家族歴を整理して伝える

【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。



