ステージ0期の子宮頸がんと生存率「詳細な分析と展望」

子宮頸がんの概要

子宮頸がんとは、子宮の入り口にあたる子宮頸部に発生するがんです。
一般的ながんと異なり、30代後半~40代の女性に多く発症し、最近では20代の若年女性にも増加してきています。
子宮頸がんの大半は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。
このウイルスは、性的接触(性交渉)によって子宮頸部に感染します。
しかし、HPVに感染しただけで子宮頸がんを発症する訳ではなく、大部分の人がウイルスを自然に排除します。
一部のウイルスを排除できなかった人で、感染が長期間持続してしまうと、異形成とよばれる前がん病変を経て、数年から数十年をかけて子宮頸がんに進行します。

子宮頸がんの分類

子宮頸部の腹側の部分は扁平上皮という細胞でできており、子宮側の部分は円柱上皮という細胞でできています。
扁平上皮から悪性腫瘍が発生した場合は扁平上皮がんと呼ばれ、円柱上皮から悪性腫瘍が発生した場合は腺がんと呼ばれます。
子宮頸がんは、どこの細胞から発生したかによって上記の2つに分類され、70%以上が扁平上皮がんとなります。

ステージ0期とは子宮頸がんの前段階

子宮頸がんに進行する前には、子宮頸部異形成というがんの前の状態があります。
子宮頸部異形成とは、子宮頸部に正常な細胞とは違う細胞が発生している状態のことをいいます。
また、子宮頸部異形成は、その病変の程度によって、軽度異形成(CIN1)、中等度異形成(CIN2)、高度異形成および上皮内がん(CIN3)の3種類があります。
この子宮頸部異型性の中の上皮内がんのことが、ステージ0期と呼ばれています。
そのため、ステージ0期とは子宮頸がんの前段階のことを指します。
そして、子宮頸部の扁平上皮病変は、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成および上皮内がん、微小浸潤扁平上皮がん、浸潤がんと段階的に進展していきます。

子宮頸がんステージ0の診断

ステージ0期の子宮頸がん(上皮内がん)は、自覚症状がほとんど無いため、子宮頸がん検診(細胞診)を受けた時に発見されることが多いです。
そのため、子宮頸がん検診を受けていなければ発見されずに子宮頸がんまで進行する可能性が高くなります。
定期検診では、問診・内診・細胞診が行われ、異常が疑われる場合には、コルポスコープ診や組織診を行います。

子宮頸がんステージ0の治療

子宮頸がんステージ0の治療法には、外科的手術による異常細胞の除去が基本となります。
代表的な手術として、病変がある部分を円錐状に切り取る子宮頸部円錐切除術があります。
この手術では、子宮頸部を円錐形に切除します。
子宮頸部円錐切除術は、治療だけではなく、組織を調べて他の臓器への転移の有無などを調べるためにも行われます。
その他には、がん細胞を焼却して死滅させる「レーザー治療」や、子宮のみを切除する「単純子宮全摘出術」が行われることもあります。
これらの治療法の選択は、がんの拡がり方などによって決定されます。

子宮頸がんステージ0の5年生存率

子宮頸がんステージ0は、がんが表面に留まっているため、5年生存率は95%といわれています。
子宮頸がんは、早期で発見できれば生存率が非常に高いがんとなります。
そのため、定期検診の受診が大切となります。

子宮頸がんステージ0の予後

ステージ0期の子宮頸がんの予後は、良好といえます。
適切な治療と継続的なフォローアップにより、多くの方が長期間にわたって健康を維持することができます。

再発の可能性

子宮頸部上皮内がん(ステージ0)の円錐切除後の再発率は、4~15%という報告があります。
しかし、浸潤がんとして再発が確認されることは非常に稀であり、またリンパ節転移や多臓器転移での再発はほとんどありません。

光免疫療法の可能性

光免疫療法とは、がん細胞に選択的に集積させた後、特定の光を照射する事によって、がん細胞を攻撃する治療法です。
がん細胞を選択的に攻撃するため、正常細胞への影響が少なく、副作用が低減できるというメリットがあります。
子宮頸がんのステージ0においても、子宮頸がんが有効となる可能性があります。
手術の適用が困難な場合など、標準治療以外の治療法をお探しの方は一度ご検討ください。

まとめ

ステージ0期の子宮頸がんは、子宮頸がんの前段階の上皮内がんであり、がん細胞が子宮頸部の表面に留まっている状態です。
主な治療法は、子宮頸部円錐切除術などの手術やレーザー治療であり、治療後の生存率は非常に高いです。
再発率も低いステージのため、予後も良いといえます。
しかし、初期段階では自覚症状がほとんど無いがんのため、ステージ0の段階で発見するためにも定期的な検診の受診が非常に重要となります。
また、光免疫療法についても、ステージ0期の子宮頸がんに対して有効な治療となる可能性があります。
光免疫療法についてご不明な点等ございましたら、当院までお気軽にご相談ください。

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