ステージ1の卵巣がんについて
卵巣がんは、卵巣に発生する悪性腫瘍の総称で、その多くは40~60歳代の閉経前後の女性でよく見られます。
ステージ1の卵巣がんは、がんが卵巣または卵管内に留まっている状態を指します。この段階では自覚症状はほとんどなく、気づかれにくい傾向があります。
ステージ1の卵巣がんの診断
ステージ1の卵巣がんの診断は、超音波検査、CT、MRI、血液検査(CA125)、腹腔鏡検査などを用いて行われます。
これらの検査により、がんの大きさ、位置、拡大範囲などを評価します。
ステージ1の卵巣がんの治療法
ステージ1の卵巣がんの治療法は、両側の卵巣・卵管摘出術+子宮全摘出術+大網切除術という大きな範囲を切除するのが基本術式となります。
その後、抗癌化学療法を行います。
抗癌化学療法については、内容や回数は患者さんごとにそれぞれ異なりますが、初回は副作用やアレルギー反応の観察のため、数日間は入院し、2回目以降は外来通院で行うことが多いです。
ステージ1の卵巣がんの生存率
ステージ1の卵巣がんの5年生存率(治療してから5年後に生きている人の割合)は約90%です。
治療後も再発の可能性はあるため、定期的な経過観察が必要です。
光免疫療法とステージ1の卵巣がん
ステージ1の卵巣がんの治療選択肢は、手術、化学療法、放射線療法、免疫療法などがあります。
光免疫療法は、がん細胞に選択的に集積させた後、特定の光を照射する事によって、がん細胞を攻撃します。
がん細胞を選択的に攻撃するため、正常細胞への影響が少なく、副作用が低減できる利点があります。
以下より当院の光免疫療法の詳細をご確認頂けます。
【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。