光免疫療法というがん治療の選択肢
現在のご状況に応じたご相談を承っております。
光感受性物質と光照射による反応を利用した治療
当院の光免疫療法は、光に反応する薬剤を点滴で投与し、病変部に光を照射することで生じる光化学反応を利用し、がん細胞へのアプローチを目指す治療法です。
病変の位置や深さ、これまでの治療内容、全身状態などによって、治療の検討内容は異なります。当院では画像や検査資料を確認し、患者様の現在のご状況に応じて適応を個別に判断しています。
このようなご相談を承っています
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再発・転移があり、現在の治療とあわせて別の選択肢も検討したい
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手術・薬物療法・放射線治療など、標準治療との組み合わせを相談したい
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副作用や体力面に不安があり、今後の治療方針を整理したい
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ご高齢や持病、全身状態を踏まえて治療の可能性を相談したい
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緩和ケアを含む説明を受け、ほかの選択肢についても情報を得たい
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患者様ご本人に代わり、ご家族や身近な方から相談したい
光免疫療法は、すべての患者様に適応となる治療ではありません。現在受けている治療や治療スケジュールも確認しながら、患者様のご状況に応じて検討します。
甲状腺がんステージ4とはどのような状態か

甲状腺がんステージ4は、がんの種類、年齢、甲状腺外への広がり、リンパ節転移、遠隔転移の有無を組み合わせて判断されます。ステージ4と聞くと強い不安を感じる方が多いですが、甲状腺がんでは病理タイプによって進み方や治療方針が大きく異なるため、病期名だけで見通しを決めることはできません。
乳頭がん、濾胞がん、低分化がんでは、55歳未満の場合、遠隔転移があるとステージ2に分類され、ステージ4という分類はありません。一方、55歳以上では、遠隔転移がある場合や、病変が周囲へ大きく広がる場合にステージ4として扱われることがあります。
髄様がんでは、年齢にかかわらず、腫瘍の大きさ、リンパ節転移、遠隔転移の有無などでステージが決まります。未分化がんは進行が速く、診断時点でステージ4として分類されます。まずは、自分の甲状腺がんがどの組織型に当てはまるのかを確認することが重要です。
ステージ4の中にも、首の周囲に広がった状態、リンパ節転移が広い状態、肺や骨など離れた臓器への転移がある状態などがあります。病期分類の全体像は甲状腺がんのステージを整理した記事で確認できます。
ステージ4で最初に確認したいこと
ステージ4と説明されたときは、T・N・Mの内訳を確認しましょう。Tは甲状腺内や周囲への広がり、Nはリンパ節転移、Mは遠隔転移を表します。どの項目がステージ4の判断につながったのかを知ることで、治療の目的や優先順位を理解しやすくなります。
また、手術前の画像評価と、手術後の病理評価では病期や再発リスクの説明が変わることがあります。説明が変わった場合は、どの検査結果や病理所見が根拠になったのか、今後の治療方針にどう影響するのかを確認しておくと安心です。
ステージ4A、4B、4Cなどの説明を受けることもあります。これは局所進行、リンパ節転移、遠隔転移などの組み合わせをさらに分けて考えるための表現です。自分の病期がどの分類に当たるのか、遠隔転移があるのか、首の周囲の重要な構造にどの程度近いのかを具体的に聞いておきましょう。
転移や再発がある場合に確認したい症状と検査

甲状腺がんステージ4では、首のしこりやリンパ節の腫れ、声のかすれ、飲み込みにくさ、息苦しさ、痛み、体重減少、倦怠感などが問題になることがあります。ただし、転移があっても症状がはっきりしない場合もあり、画像検査や血液検査で見つかることがあります。
検査では、超音波検査、血液検査、穿刺吸引細胞診、CT、MRI、PET検査、骨シンチグラフィなどが状況に応じて行われます。甲状腺全摘後の分化がんでは、サイログロブリンなどの腫瘍マーカーが再発や転移の確認に使われることがあります。
転移部位によって、注意する症状や治療の優先順位は変わります。全体像をつかみたい場合は甲状腺がんの転移についての記事も参考になります。
肺転移では咳や息切れ、骨転移では痛みや骨折リスク、肝転移では腹部症状や血液検査の変化、リンパ節転移では首の腫れや圧迫症状が問題になることがあります。腹膜播種、腹水、胸水がある場合は、お腹の張りや息苦しさなど生活に関わる症状も確認します。
転移部位ごとの情報を整理する
転移の部位別には、肝転移、リンパ節転移、腹膜播種、腹水、肺転移、骨転移、胸水の考え方を分けて確認すると、主治医への質問を整理しやすくなります。
- どの臓器やリンパ節に病変があるか
- 症状と画像所見が一致しているか
- 治療の目的が病勢制御か症状緩和か
- 急いで対応すべき症状があるか
ステージ4の治療選択肢と方針の考え方

甲状腺がんステージ4の治療は、組織型、病変の広がり、症状、年齢、全身状態、これまで受けた治療によって変わります。手術、放射性ヨウ素内用療法、外照射、薬物療法、緩和ケア、経過観察を組み合わせて検討することがあります。
分化がんでは、手術で可能な範囲を切除したあと、再発リスクや遠隔転移の状況に応じて放射性ヨウ素内用療法が検討されることがあります。放射性ヨウ素が取り込まれにくい場合や病勢が進む場合には、分子標的薬などの薬物療法が検討されることがあります。
髄様がんでは、手術のほか、進行や再発の状況に応じて薬物療法が検討されます。RET遺伝子変異の有無が治療方針に関わることがあるため、遺伝子検査や遺伝カウンセリングについて説明を受ける場合があります。
未分化がんでは、進行が速いため、診断後すぐに治療方針を決める必要があることがあります。手術、放射線治療、薬物療法、症状を和らげる治療を組み合わせ、呼吸や飲み込みを守る対応も重要になります。
治療を始める前には、治療の目的、効果判定の時期、中止や変更を考える基準、緊急受診が必要な副作用を確認しておきましょう。薬物療法では、血圧、皮膚症状、下痢、倦怠感、食欲低下など日常生活に関わる変化を記録しておくと、診察時に伝えやすくなります。
治療方針を考えるときは、標準治療として提案されている内容、期待する目的、起こりうる副作用、通院や入院の負担、治療を始めるタイミングを確認しましょう。標準治療を否定せず、現在の病状に合う選択肢を主治医と整理することが大切です。
緩和ケアは早い時期から相談できる
緩和ケアは、終末期だけの医療ではありません。痛み、息苦しさ、声や飲み込みの問題、不安、不眠、食事量の低下などに対して、がん治療と並行して相談できます。症状が軽いうちから伝えておくことで、生活を保つための支援につながりやすくなります。
治療を続けるかどうか迷う場面では、治療の効果判定だけでなく、生活で何を大切にしたいかも話し合いましょう。仕事、家族との時間、食事、通院距離、介護サービスの利用など、医療以外の条件も治療選択に関わります。
当院に寄せられるステージ4に関するご相談

当院には、甲状腺がんステージ4と説明された方や、再発・転移を指摘された方から、今後の治療方針を整理したいという相談が寄せられます。手術のリスクが高いと言われた、放射線治療後に再発した、薬物療法を続けているが腫瘍の変化が気になる、といった内容です。
例えば、声帯の近くや頸動脈の近くに再発があり、再手術の負担やリスクが大きいと説明されることがあります。また、頸部リンパ節転移の再発で手術が難しい場合や、薬物療法中に病変の増大を指摘される場合もあります。
このような状況では、「ほかに何か方法があるのか」という不安が強くなります。ただし、どの選択肢が適しているかは、病理タイプ、転移部位、これまでの治療歴、現在の症状、全身状態によって異なります。相談では、治療名だけを比べるのではなく、目的と負担を整理することが大切です。
相談前には、病理診断書、手術記録、放射線治療の内容、薬物療法の薬剤名と期間、画像検査レポート、血液検査結果、症状の経過を準備しておくと話が進めやすくなります。家族が同席できる場合は、通院支援や生活面の希望も一緒に整理しておきましょう。
主治医に確認したい質問としては、「ステージ4の判断根拠は何か」「転移や再発はどこにあるか」「現在の治療の目的は何か」「治療を変える判断基準は何か」「症状が出たときにどこへ連絡すればよいか」などがあります。
ステージ4は一人で抱え込むには情報量が多い段階です。検査結果、治療方針、生活上の困りごとを分けて整理し、必要に応じてがん相談支援センターや緩和ケアチームなどにも相談しながら、納得できる説明を受けることが大切です。
相談前にまとめておきたいこと
- 組織型、T・N・M、転移部位、再発の有無
- これまで受けた手術、放射線治療、薬物療法
- 現在困っている症状と生活上の不安
- 今後の治療で大切にしたい優先順位

【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。



