がん治療における緩和ケアとは?がんの光免疫療法導入院東京がんクリニック

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 当該ページ目次

  1. がん治療における「緩和ケア」
  2. がん治療における「緩和ケアの役割」
  3. 緩和ケアとホスピスの違い
  4. 緩和ケアの大切さ

がん治療における「緩和ケア」

がん治療における「緩和ケア」

 緩和ケアというと終末期に行われるケアであると思われている方は少なくないかもしれませが、実際は終末期だけではなく、早期からがんに対する治療と並行して必要に応じて行われるケアとなっています。
 つまり、緩和ケアはがん患者さんの肉体的・精神的苦痛を取りのぞき、患者さんとご家族にとって、自分らしい生活を送れるようにするためのケアです。

 また緩和ケアは「専門病棟で行われるもの」と思う方もいると思いますが、実際には一般病棟や在宅ケアとしても受けられます。(勿論、専門病棟もあります。)
 我々が一般的にがん医療に携わるすべての医療者によって提供されるものを「基本的緩和ケア」と言い、特別なトレーニングを受けた専門家が対応するものを「専門的緩和ケア」と言います。

がん治療における「緩和ケアの役割」

がん治療における「緩和ケアの役割」

  今までのがん医療は、がんにおける治療そのものが重視されていましたが、近年、療養過程にも注目されるようになりました。
 患者様の辛さに寄り添い、また患者様の尊厳(自分らしさ)を大切にすることも治療として重要であると考えられたのです。
 因みに、この辛さというのは、単純な痛みではなく、全人的苦痛(トータルペイン)と呼ばれる4つの苦痛(身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルペイン)を示しております。
 これらを少しでも軽減させ、療養の質を高めることが緩和ケアの役割です。

緩和ケアとホスピスの違い

緩和ケアとホスピスの違い

 ホスピスは簡単に言ってしまえば、ターミナルケアが行われる施設のことを指します。

 そしてターミナルケア死を目前にした人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目指すケアを指します。
 確かに緩和ケアはターミナルケアに含まれます。
 それ故に、緩和ケアは終末期に行われるケアであると思われ る方がいらっしゃいますが、実は違います。

 ターミナルケアはあくまで緩和ケアの一部なのです。
 緩和ケアはがんの進行度に依りません。
 上記の内容と重複しますが、緩和ケアは比較的ライトなものであると考えて頂ければよいでしょう。

緩和ケアの大切さ

緩和ケアの大切さ

 「病は気から」という諺があるように、精神的負担が大きければ、患者様もそのご家族も大変苦しい想いをしてしまいます。
 QOLを高めて、病気の過程に良い影響を与えることで、実際にがんを克服した方もいらっしゃいます。
 がんは延命出来ることは勿論、治せる病気でもあります。
 前向きに向き合うため、余計な苦しみを増やさないためにも緩和ケアはとても大切です。

がん治療における緩和ケアでサイコオンコロジーをご存知ですか?

※緩和ケアは、2002年にWHOで以下のように定義されています。
 「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に同定し、適切な評価と治療によって、苦痛の予防と緩和を行うことで、QOL(Quality of Life:生活の質) を改善するアプローチである。」