直腸がんになりやすい年齢とは?年代別の特徴と受診の目安

光免疫療法というがん治療の選択肢】
がん細胞へのアプローチと免疫の働きに着目した治療法です

光免疫療法は、光に反応する薬剤を点滴で投与し、がん細胞に集まった薬剤へ近赤外線を照射することで、がん細胞へのアプローチを目指す治療法です。

薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を利用し、照射によって活性酸素を発生させることで、がん細胞を内側から攻撃することを目的としています。

東京がんクリニックでは、以下のようなお悩みをお持ちの方からのご相談も承っております。

  • 再発・転移があり、治療の選択肢を探している方
  • 標準治療との併用を検討されている方
  • 抗がん剤治療の休薬中に相談先を探している方
  • ご高齢などの理由で治療方針にお悩みの方
  • 緩和ケアを勧められ、他の可能性も検討したい方
  • ステージに関わらず、今後の治療について相談したい方

がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法についてもご相談ください。

以下のバナーをクリックすると、東京がんクリニックの光免疫療法ページをご覧いただけます。

東京がんクリニックの光免疫療法。薬剤と光で、がん細胞へアプローチ。電話番号0120-833-177。詳しくはこちら。

直腸がんは年齢とともに罹患する人が増える傾向がありますが、若い世代にも発症する場合があります。「若いからがんではない」「高齢だから検査や治療はできない」と年齢だけで判断することはできません。この記事では、直腸がんの基礎知識を踏まえ、年代別の特徴、年齢以外のリスク、検診と受診の目安、当院へ寄せられるご相談を解説します。

直腸がんになりやすい年齢と年代別の特徴

年代の異なる人と大腸がん検診について説明する医療者

罹患する人は40歳代から増える傾向がある

国立がん研究センターは、大腸がんに罹患する人が40歳代から増加すると説明しています。日本の対策型大腸がん検診は40歳以上を対象に、問診と便潜血検査を年1回受けることが基本です。ただし、検診は症状がない人が対象です。血便、便通の変化、腹痛などがある場合は、年齢や検診予定にかかわらず医療機関を受診します。

50~60歳代では検診歴も確認する

罹患する人が増える年代では、毎年の検診を継続し、便潜血検査が陽性なら精密検査を受けることが重要です。過去の検査が陰性でも、その後の発症を否定するものではありません。大腸ポリープの切除歴や炎症性腸疾患がある人は、一般的な検診とは別に、主治医が示す間隔で内視鏡検査などを受けます。

70歳以上も体の状態に応じて検査・治療を考える

高齢者では、心臓・肺・腎臓などの機能、持病、服用薬、認知機能、日常生活の自立度を確認し、検査や治療の利益と負担を検討します。暦年齢だけで内視鏡検査、手術、薬物療法ができないと決まるわけではありません。一方、検査による負担が大きい場合もあるため、結果が判明した後にどのような治療を望むかも含めて判断します。

20~30歳代にも発症する場合がある

若い世代では直腸がんの頻度は高くありませんが、発症しないわけではありません。痔と考えて血便を放置したり、年齢を理由に受診を先延ばしにしたりすると、診断が遅れる可能性があります。症状が続く場合や、血縁者に若くして大腸がんになった人がいる場合は、医師へ具体的に伝えて必要な検査を相談してください。

年齢別の数字は個人の発症確率ではない

年齢階級別の罹患率は集団の傾向を示すもので、個人が何歳で発症するかを予測する数字ではありません。性別、既往歴、家族歴、生活習慣などによってリスクは異なります。また、統計の対象年、直腸のみか結腸を含む大腸全体かによって数字が変わります。統計を見るときは対象と定義を確認しましょう。

年代 主な特徴 確認したいこと
20~30歳代 頻度は高くないが発症する場合がある 症状、家族歴、遺伝性疾患
40歳代 罹患が増え、検診対象となる年代 毎年の検診、症状時の受診
50~60歳代 罹患する人がさらに増える年代 検診歴、既往歴、便通変化
70歳以上 体の状態に個人差が大きい年代 体力、持病、服用薬、検査負担

年齢以外に確認したい直腸がんのリスク要因

直腸がんの年齢以外のリスク要因を示す穏やかな医療図解

大腸ポリープや炎症性腸疾患の既往

大腸がんや腺腫性ポリープになったことがある人は、再び病変が見つかる可能性を考え、治療後の経過観察を受けます。潰瘍性大腸炎など、大腸の炎症が長期間続く病気でもリスクが高くなる場合があります。必要な検査の種類と間隔は病歴によって異なるため、一般的な検診だけでなく主治医の指示に従います。

家族歴と遺伝性大腸がん

大腸がんの多くは遺伝性ではありませんが、家族性大腸腺腫症やリンチ症候群など、遺伝的な要因が強く関係する病気があります。若年発症、複数の大腸がん、血縁者に大腸がんや関連するがんが多い場合は手掛かりになります。父方・母方の両方について、がんの種類と診断年齢を医療者へ伝えます。

生活習慣との関係

飲酒、喫煙、肥満、身体活動の不足、加工肉や赤肉の摂取などは、大腸がんの発生リスクとの関連が報告されています。ただし、特定の食品や生活習慣だけで直腸がんの原因を断定することはできません。詳しくは直腸がんの原因とリスク要因をご覧ください。

リスク要因がなくても発症する

家族歴がなく、健康的な生活を送っていても直腸がんになることはあります。反対に、リスク要因があるから必ず発症するわけでもありません。リスク情報は自分を責めたり発症を断定したりするためではなく、検診や症状があるときの受診を考える材料として活用します。

確認する項目 医療者へ伝えたい内容
本人の既往歴 大腸ポリープ、炎症性腸疾患など
家族歴 がんになった血縁者と診断年齢
生活習慣 飲酒、喫煙、運動、体重変化
現在の症状 血便、便通変化、腹痛、体重減少
検診歴 便潜血検査や内視鏡検査の時期

年齢にかかわらず受診したい症状と検査

年齢にかかわらず血便や便通変化を医師へ相談する様子

血便や便通の変化を放置しない

血便、便が細い、残便感、便秘と下痢の繰り返し、腹痛、腹部の張り、原因不明の体重減少、貧血などは直腸がんでもみられる症状です。痔や良性疾患でも起こりますが、見た目だけでは原因を区別できません。注意したい変化は直腸がんの初期症状で解説しています。

症状がある場合は検診ではなく受診する

検診は症状のない人が対象です。症状がある場合は、便潜血検査だけで済ませず、消化器内科や肛門科などを受診します。便潜血検査が陰性でも、出血していない時期に採便した場合などがあり、直腸がんを完全には否定できません。症状が続く場合は医師へ相談してください。

便潜血陽性なら精密検査を受ける

2日分のうち1日でも陽性なら、精密検査が必要です。便潜血検査を再度行って陰性になっても、最初の陽性の原因を確認したことにはなりません。一般に大腸内視鏡検査などを行いますが、年齢、持病、薬、過去の手術、検査への不安を踏まえて方法を相談します。詳しくは直腸がんの検査をご覧ください。

緊急性のある症状を知る

強い腹痛、腹部の著しい張り、繰り返す嘔吐、便もガスも出ない、大量の出血、ふらつきや意識が遠のく症状がある場合は、腸閉塞や強い貧血などの可能性があります。年齢や検診歴にかかわらず、速やかに医療機関へ連絡してください。

状況 推奨される行動 注意点
症状がなく40歳以上 年1回の大腸がん検診 対象年齢と間隔を守る
便潜血検査が陽性 精密検査を受ける 再検査だけで済ませない
血便や便通変化が続く 医療機関を受診する 年齢だけで判断しない
強い腹痛・嘔吐・排便停止 速やかに医療機関へ連絡 腸閉塞などを確認する
若年発症の家族歴がある 具体的な家族歴を医師へ伝える 専門相談を検討する

当院に寄せられる直腸がんと年齢に関するご相談

直腸がんの年齢や家族歴について患者家族と医療者が相談する様子

当院には、若年で症状が続いている方、高齢の家族へ検査や治療を勧めるべきか迷う方、血縁者の大腸がんをきっかけに自分の検査時期を知りたい方から相談が寄せられます。以下は特定の患者様の経過ではなく、相談時に繰り返し確認される内容です。年齢だけで結論を出さず、症状、病歴、家族歴、体の状態を整理します。

若いので直腸がんではないと思っていた

血便を痔と考えて様子をみていた、医療機関を受診しても年齢が若いため検査を迷ったという相談があります。症状の開始時期、血の色と量、便通変化、体重、貧血、家族歴を確認します。若年者全員に内視鏡検査が必要とは限りませんが、症状が続く場合は必要性を医師と検討します。

家族が若くして大腸がんになった

血縁者の続柄、がんの種類、診断年齢、同じ家系内のほかのがんを確認します。家族に大腸がんがあるだけで遺伝性と決まるわけではありません。遺伝性大腸がんが疑われる場合は、遺伝カウンセリングで検査の意味、結果が本人や血縁者へ与える影響、今後の検査計画を相談します。

高齢の家族へ検査を受けさせるか迷う

本人の症状、日常生活の自立度、心肺機能、認知機能、服用薬、検査結果に応じた治療希望を確認します。検査を受けるかは家族だけで決めず、本人の意思を尊重します。内視鏡が難しい場合にも、症状を和らげる方法や別の評価方法について主治医と相談できることがあります。

年齢を理由に治療が難しいと言われた

年齢そのものが理由なのか、臓器機能、持病、体力、治療による不利益が理由なのかを具体的に確認します。治療量の調整、別の方法、症状を和らげる治療が選択肢になる場合があります。一方、治療負担が利益を上回ると判断されることもあります。目的と予想される利益・不利益を整理し、本人の希望と照らし合わせます。

相談時に準備したい情報

症状の記録、便潜血検査結果、内視鏡・病理・画像検査の報告書、既往歴、服用薬を準備します。家族歴は父方と母方を分け、血縁者のがんの種類と診断年齢を分かる範囲で書き出します。資料がそろわなくても相談はできますが、正確な情報があると検査や専門相談の必要性を整理しやすくなります。

よく寄せられるご相談 主に確認・整理する情報
若年で症状がある 症状の期間、家族歴、検査歴
家族歴が気になる 血縁関係、がんの種類、診断年齢
検査開始年齢を知りたい 年齢、症状、既往歴、家族歴
高齢で検査を迷う 体力、持病、服用薬、検査の目的
年齢を理由に治療が難しい 全身状態、臓器機能、利益と負担
家族も検査すべきか 遺伝性疾患の可能性、専門相談
  • 直腸がんは40歳代から増える傾向があります
  • 若い世代でも直腸がんを発症する場合があります
  • 40歳以上は年1回の大腸がん検診が基本です
  • 症状がある場合は検診を待たずに受診しましょう
  • 便潜血検査が陽性なら精密検査が必要です
  • 家族のがんの種類と診断年齢を確認しましょう
  • 検査や治療は年齢だけでなく体の状態から考えます

直腸がんは年齢とともに増える傾向がありますが、どの年代でも発症する可能性があります。40歳以上で症状がない方は年1回の大腸がん検診を受け、血便や便通の変化がある方は年齢を問わず医療機関を受診してください。若年発症や目立つ家族歴がある場合は、遺伝性大腸がんの専門相談が役立つこともあります。高齢者の検査や治療は暦年齢だけで決めず、体力、持病、本人の希望、期待できる利益と負担を総合して検討することが大切です。

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