光免疫療法は、光に反応する薬剤を点滴で投与し、がん細胞に集まった薬剤へ近赤外線を照射することで、がん細胞へのアプローチを目指す治療法です。
薬剤ががん細胞に集まりやすい性質を利用し、照射によって活性酸素を発生させることで、がん細胞を内側から攻撃することを目的としています。
東京がんクリニックでは、以下のようなお悩みをお持ちの方からのご相談も承っております。
- 再発・転移があり、治療の選択肢を探している方
- 標準治療との併用を検討されている方
- 抗がん剤治療の休薬中に相談先を探している方
- ご高齢などの理由で治療方針にお悩みの方
- 緩和ケアを勧められ、他の可能性も検討したい方
- ステージに関わらず、今後の治療について相談したい方
がん治療の選択肢の一つとして、光免疫療法についてもご相談ください。
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大腸がんの検査には、検診で行う便潜血検査、腸の中を直接観察する大腸内視鏡検査、採取した組織を調べる生検・病理検査、がんの広がりを確認するCT検査やMRI検査などがあります。どの検査を行うかは、症状、便潜血検査の結果、年齢、既往歴、家族歴などによって異なります。便潜血検査だけで大腸がんを確定することはできず、陰性でも大腸がんが完全に否定されるわけではありません。この記事では、大腸がんの検査を受けるきっかけ、各検査の目的、内視鏡検査前後の注意点、診断後に行う検査を患者様向けに解説します。大腸がん全体については、大腸がんとは?症状・検査・治療の基本もご覧ください。
大腸がんの検査を受ける主なきっかけ

大腸がん検診で便潜血検査が陽性になった
大腸がん検診では、便に混じる目に見えない血液を調べる便潜血検査が行われます。陽性とは便中に血液が検出されたという意味であり、大腸がんが確定したわけではありません。痔、大腸ポリープ、炎症などでも陽性になることがありますが、原因を見た目だけで判断することはできません。陽性となった場合は、便潜血検査をもう一度行って様子を見るのではなく、大腸内視鏡検査などの精密検査を受けることが重要です。
血便や便通の変化などの症状がある
便に血が混じる、便の表面や紙に血が付く、便秘と下痢を繰り返す、便が細くなる、残便感、腹痛、おなかの張りなどが続く場合は、検診ではなく医療機関を受診します。大腸がんの早期には症状がほとんどないこともあり、症状の強さだけで進行度は分かりません。また、これらの症状は痔や良性の腸の病気でも起こります。症状が始まった時期や頻度を記録し、消化器内科などへ相談してください。詳しくは、大腸がんの初期症状と注意したいサインも参考にしてください。
健康診断で貧血を指摘された
大腸の病変から少量の出血が続くと、目に見える血便がなくても鉄欠乏性貧血になることがあります。特に右側の結腸では便通の変化が目立ちにくく、疲れやすさ、息切れ、動悸、めまいなどの貧血症状から検査につながる場合があります。貧血には月経、食事、胃や小腸からの出血など多くの原因があるため、貧血だけで大腸がんとは判断できません。血液検査の推移、年齢、症状などから医師が必要な検査を検討します。
大腸がんや大腸ポリープの家族歴がある
血縁者に大腸がんや大腸ポリープと診断された方がいる場合は、誰が何歳で診断されたかを分かる範囲で医師に伝えましょう。家族歴があるから必ず大腸がんになるわけではありませんが、検査を始める年齢や間隔を考える材料になります。若い年齢で発症した方が複数いる場合や、家族性大腸腺腫症、リンチ症候群が疑われる場合は、遺伝カウンセリングや遺伝学的検査が検討されることがあります。
検診と診療目的の検査は役割が異なる
検診は、原則として症状のない方を対象に、がんの可能性がある方を見つけるために行います。日本の対策型大腸がん検診では、40歳以上を対象に年1回の便潜血検査が勧められています。一方、血便や腹痛などの症状がある方、便潜血検査が陽性の方は、病気の原因を調べる診療として検査を受けます。症状があるのに次の検診まで待つことや、検診の便潜血検査だけで済ませることは避けましょう。
大腸がんを調べる主な検査

便潜血検査
便潜血検査は、便の表面を採便用の棒でこすり、便に含まれる微量の血液を調べる検査です。通常は異なる日の便を2回採取する方法が用いられます。食事制限が原則不要で自宅で行える一方、病変から常に出血しているとは限らないため、陰性でも大腸がんを完全には否定できません。また、陽性の原因を特定することもできません。検診の入口となる検査であり、陽性の場合は精密検査へ進みます。
問診・腹部診察・直腸指診
問診では、血便、便秘や下痢、便の形、腹痛、体重減少などの症状、始まった時期、既往歴、家族歴、服薬を確認します。腹部診察では、おなかの張り、圧痛、しこりなどを調べます。直腸指診は、医師が手袋をした指を肛門から挿入し、肛門や直腸下部のしこり、出血などを確認する診察です。直腸指診だけで大腸全体を調べることはできませんが、肛門に近い病変や痔などを確認する手掛かりになります。
大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査は、先端にカメラが付いた細い内視鏡を肛門から挿入し、直腸から盲腸まで大腸の粘膜を観察する検査です。病変の大きさ、形、場所、表面の模様などを確認でき、色素や画像強調観察、拡大観察を併用することもあります。ポリープやがんが疑われる病変を見つけた場合は、その場で組織を採取したり、条件によってはポリープや早期がんを内視鏡で切除したりできます。腸の形や手術歴などにより、全大腸の観察が難しい場合もあります。
生検・病理検査
生検は、内視鏡で見つけた病変の一部を小さな鉗子で採取する処置です。採取した組織を顕微鏡で観察する病理検査によって、がん細胞があるか、組織型は何かなどを確認します。内視鏡の見た目だけで大腸がんを確定するのではなく、原則として病理診断が重要です。生検結果が出るまでには一定の日数がかかります。病変の場所や状態によっては生検を行わず切除する場合や、最初の生検で確定せず再検査が必要になる場合もあります。
CTコロノグラフィ
CTコロノグラフィは、肛門から炭酸ガスなどを入れて大腸を膨らませ、CTで撮影した画像から大腸の内側を立体的に観察する検査です。大腸内視鏡の挿入が難しい場合や、狭窄のため奥まで観察できない場合などに検討されます。病変の有無や位置を確認できますが、病変が見つかってもその場で生検や切除はできません。そのため、結果によっては大腸内視鏡検査が必要になります。放射線被ばくがあることや、前処置が必要なことも理解しておきましょう。
注腸造影検査
注腸造影検査は、肛門からバリウムと空気を入れ、X線撮影で大腸の形、病変の位置、大きさ、腸の狭さなどを確認する検査です。以前から用いられてきた検査ですが、現在は大腸内視鏡検査やCTコロノグラフィなどが選ばれることも多く、実施状況は施設や病状によって異なります。注腸造影検査では組織採取ができないため、がんが疑われた場合は病理診断のための検査が別に必要です。
血液検査・腫瘍マーカー検査
血液検査では、貧血、炎症、肝機能、腎機能、栄養状態などを確認します。大腸がんの腫瘍マーカーにはCEAやCA19-9があり、診断の補助、治療効果の判定、治療後の経過観察などに使われます。ただし、早期がんでは値が上がらないことがあり、良性疾患や喫煙などでも上昇する場合があります。腫瘍マーカーが正常だから大腸がんがないとはいえず、値が高いだけでがんとは診断できません。検診の代わりになる検査ではありません。
大腸がんと診断されたあとに行われる検査

CT検査で周囲への広がりや転移を調べる
CT検査はX線を使って体の断面を撮影し、大腸の病変が周囲の臓器へ広がっていないか、肝臓、肺、リンパ節、腹膜などに転移がないかを調べます。より詳しく確認するため造影剤を注射して撮影することがあります。造影剤アレルギー、喘息、腎機能低下、妊娠の可能性がある場合は事前に伝えてください。CTで小さな病変をすべて発見できるわけではなく、ほかの検査結果と合わせてステージを判断します。
MRI検査で直腸がんなどの広がりを確認する
MRI検査は強い磁気と電波を使って体内を画像化する検査です。特に直腸がんでは、がんが直腸の壁のどこまで深く入り込んでいるか、周囲の筋膜や臓器、リンパ節との関係を詳しく確認するために骨盤MRIが行われることがあります。検査中は狭い装置内で大きな音がします。心臓ペースメーカーや体内金属、閉所恐怖症、妊娠の可能性などがある場合は、安全に検査できるか事前確認が必要です。
腹部超音波検査で肝臓などを確認する
腹部超音波検査は、腹部に超音波を当て、肝臓などの臓器を画像で確認する検査です。放射線被ばくがなく、体への負担が比較的少ないことが特徴です。肝転移や腹水などを調べる補助として用いられますが、体格、腸内ガス、病変の場所などにより見えにくい場合があります。超音波検査だけで転移の有無を最終判断するのではなく、CTやMRIなどと組み合わせて評価します。
PET検査が検討される場合
PET検査は、放射性物質を付けたブドウ糖に似た薬剤を注射し、細胞への集まり方を撮影する検査です。大腸がんのすべての患者様に最初から行う検査ではありません。ほかの検査だけでは転移や再発の診断が確定しにくい場合、治療方針の決定に追加情報が必要な場合などに検討されます。炎症でも薬剤が集まることがあり、小さな病変や種類によっては写りにくいこともあるため、PETの結果だけで診断しません。
遺伝子検査・バイオマーカー検査
進行・再発大腸がんでは、薬物療法を選ぶためにRAS、BRAF、HER2、MSI・MMRなど、がんの遺伝子や分子の特徴を調べることがあります。検査には生検や手術で採取したがん組織を用いることが多く、病状によって血液を用いる検査が検討される場合もあります。結果によって使用を検討できる分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬が異なります。遺伝性大腸がんの検査とは目的が異なる場合があるため、検査の目的と結果の意味を確認しましょう。
検査結果からステージと治療方針を検討する
大腸がんのステージは、原発巣が大腸の壁のどこまで深く広がっているかを示すT、領域リンパ節転移を示すN、遠隔転移を示すMを組み合わせて決めます。内視鏡、生検、CT、MRIなどの結果から治療前の臨床ステージを判断し、内視鏡治療、手術、薬物療法、放射線治療などを検討します。手術後は、切除した腸管とリンパ節の病理検査によって病理ステージが決まり、治療前のステージと変わることがあります。
大腸がんの検査を受ける前後に知っておきたいこと

大腸内視鏡検査前の食事と下剤
大腸内視鏡で粘膜を詳しく観察するためには、便を排出して腸内をきれいにする前処置が必要です。一般に検査前日は消化のよい食事を指示された時間までにとり、検査当日は絶食し、腸管洗浄液などの下剤を服用します。具体的な食事内容、飲水、下剤の種類と服用時間は施設や患者様の状態によって異なります。自己流で変更せず、渡された説明書に従ってください。腎臓病や心臓病、強い便秘、過去に前処置で具合が悪くなった経験がある場合は事前に伝えましょう。
鎮静薬を使用する場合の注意点
大腸内視鏡検査では、不安や苦痛を軽減する目的で鎮静薬や鎮痛薬を使うことがあります。使用の有無や方法は施設、年齢、持病、希望などによって異なります。鎮静薬では血圧低下や呼吸が弱くなるなどの偶発症が起こる可能性があるため、検査中と検査後に状態を観察します。使用した場合は判断力や反射が低下することがあるため、当日は自動車、バイク、自転車を運転できません。帰宅方法や付き添いの必要性を事前に確認してください。
内視鏡検査で起こり得る合併症
大腸内視鏡検査では、おなかの張りや痛みが起こることがあります。生検やポリープ切除を行った場合には出血がみられることがあり、まれに腸の壁に穴が開く穿孔、薬剤によるアレルギー、鎮静薬による呼吸・循環への影響などが起こります。検査後に大量の血便、強い腹痛、発熱、嘔吐、めまいなどがある場合は、検査を受けた医療機関へ速やかに連絡してください。抗血栓薬などを服用している方は、自己判断で中止せず、必ず医師の指示を受けましょう。
便潜血検査が陽性でも大腸がんとは限らない
便潜血検査が陽性になる原因には、大腸がん、大腸ポリープ、痔、炎症などがあります。陽性者の全員に大腸がんが見つかるわけではありませんが、精密検査を受けなければ原因を確認できません。「痔があるから」「体調が悪かったから」と決めつけたり、次の年の検診まで待ったりしないことが大切です。精密検査の結果、大腸がんがなくても、ポリープなど治療や経過観察が必要な病変が見つかることがあります。
便潜血検査が陰性でも症状があれば受診する
大腸の病変から毎日出血するとは限らず、採便した日に血液が混じらなければ便潜血検査が陰性になる可能性があります。そのため、陰性は大腸がんが絶対にないことを保証する結果ではありません。血便、便が細い、便秘や下痢、残便感、腹痛、原因不明の貧血や体重減少などが続く場合は、過去の検診が陰性でも医療機関を受診してください。症状と検診結果は分けて考える必要があります。
検査結果を主治医へ確認する
検査後は、どの範囲まで観察できたか、ポリープや疑わしい病変があったか、生検や切除を行ったか、病理結果はいつ分かるかを確認します。大腸がんと診断された場合は、病変の場所、組織型、深達度、リンパ節転移や遠隔転移、臨床ステージ、追加検査の必要性、治療の選択肢を尋ねましょう。一度に理解するのが難しい場合は、質問を書いておく、ご家族に同席してもらう、説明資料を受け取る方法があります。
当院に寄せられる大腸がんの検査に関するご相談
当院には、「便潜血検査が陽性になったが大腸がんなのか」「便潜血検査が陰性でも血便が続いて心配」「大腸内視鏡検査や下剤が不安」「生検結果や病理診断書の見方を整理したい」「CTで転移の疑いと言われ、次に何を確認すべきか」といったご相談が寄せられます。ご相談では、症状の経過、便潜血検査の結果、内視鏡所見、病理診断書、CT・MRIの報告書、血液検査、既往歴、服薬などを確認し、それぞれの検査が何を調べるために行われたかを整理します。検査を受けずに大腸がんの有無を判断したり、必要な精密検査を省略できるとお伝えしたりすることはありません。便潜血陽性や未評価の症状がある場合は、まず消化器内科などで適切な診断を受けることが重要です。すでに大腸がんと診断されている場合は、病変の場所、T・N・M分類、ステージ、切除可能性、治療選択に必要な遺伝子・バイオマーカー検査が確認されているかを整理し、主治医へ質問したい内容を明確にします。内視鏡検査への不安が強い場合も、前処置の方法、鎮静の可否、持病や服薬に応じた注意点を検査施設へ事前に相談できるよう準備します。
まとめ
大腸がんの検査は、検診として行う便潜血検査と、病気を診断するための大腸内視鏡検査・生検、広がりを調べるCT・MRIなどで役割が異なります。便潜血検査が陽性でも大腸がんとは限りませんが、原因を確認する精密検査が必要です。陰性でも血便や便通の変化などがあれば医療機関を受診してください。大腸内視鏡検査前は食事と下剤の指示を守り、持病や服薬を伝えます。検査後は病変の有無、病理結果、ステージ、追加検査と治療方針を主治医へ確認しましょう。

【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。



