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大腸がんとは

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。
日本人はS状結腸と直腸にがんが生じやすく、肛門にはできにくいといわれています。
大腸がんは高齢の方ほど高く、男女比では男性に多く見られる傾向にあります。
大腸がんの分類は、粘膜内に生じているがんを粘膜内がん(mがん)、粘膜下層までに生じているがんを粘膜下層浸潤がん(smがん)といい、この二つの総称を大腸早期がんといい、一方で、固有筋層より深く浸潤したものは全て進行がんと呼ばれています。
がんが粘膜内に留まっている状態では、リンパ節への転移は起こる心配は無く、粘膜下層に留まっている場合でも、リンパ節への転移は基本的に起こらないけれど、進行がんになると危険度が高まります。
とはいえ、大腸がんは他の臓器がんと比べ、進行が遅いとされています。
大腸がんにおいて、組織の状態による分類として、『腺がん』、『扁平上皮がん』、『腺扁平上皮がん』に分けられ、大腸がんの殆どが腺がんです。
腺がんは、細かく分類すると『乳頭腺がん』、『管状腺がん』、『低分化腺がん』、『粘液がん』、『印環細胞がん』、『髄様がん』に分類されます。(組織型分類と呼ばれるものです。)
大腸がんの原因

大腸がんの原因として、強く明言できるものはありませんが、食事(赤肉や加工肉のような発がん物質が含まれているものの過剰摂取)と飲酒や喫煙、更に身体的特徴では、肥満の方は、大腸がんにかかる傾向があると考えられています。
大腸がんの症状や注意点

それでは、大腸がんの症状や注意点などをご紹介します。
大腸がんは、初期の自覚症状がほとんど無いという特徴があります。
進行すると以下の様な症状が出やすくなりますので、該当する方は注意してください。
主な大腸がんの症状
- 血便
- 下血(赤黒い大便)
- 不規則な下痢と便秘
- 残便感
- お腹が張る
- 腹痛
- 貧血
痔などの病気と症状が似ていることもあり、放置してしまう方が多いですが、知らぬ間にがんが進行してしまう恐れがあります。
更に慢性的な出血からくる貧血や、腸が狭くなることでおこる便秘や下痢、おなかが張るなどの症状が出ることがあります。さらに進行すると腸閉塞(イレウス)となり、便は出なくなり、腹痛、嘔吐等の症状が現れます。
また、リンパ節や肝臓、大腸など別の臓器に転移することもあり、大腸がんの転移が先に発見されることもあります。
早期発見・治療を行うためにも、異常を感じた際には、消化器科(胃腸科)や肛門科など医療機関を受診するようにしてください。
当院での大腸がんの治療法について
大腸がん情報記事監修者
当該大腸がんに関するページは院長 小林賢次監修にて作成しております。

氏名:小林賢次
経歴
- 1991年3月 京都大学法学部卒業
- 2000年3月 富山医科薬科大学医学部医学科卒業
- 2000年5月 同愛記念病院 臨床検査科
- 2002年5月 NTT東日本関東病院病理診断部
- 2011年6月 新八重洲クリニック 院長
- 2019年1月~ 東京がんクリニック開院
出身大学
- 京都大学法学部卒業
- 富山医科薬科大学医学部医学科卒業
当院へのご相談の流れ

ご予約
大腸がんに関するご相談を頂く際の流れをご案内致します。
当院は完全予約制を採用しておりますので、大腸がんに関するお悩みで初めてご来院される場合は、お電話またはメールにて予約をお願いします。

ご来院
当院は完全予約制となっておりますので、大腸がんに関するお悩みで初めてご来院される場合は、お電話またはメールにて予約をお願いします。
メールでのご予約の際は、予約状況を確認した後、担当者よりお返事をさせて頂きます。
※出来るだけ早めのご予約を頂けますとスムーズに日程調整が可能です。

受付
初診時には、問診票を記入して頂きます。
大腸がんに関するお悩みや治療状況など、些細なことは何でもご記入ください。
例
・血便
・下血(赤黒い大便)
・不規則な下痢と便秘
・残便感
・お腹が張る
・腹痛
・貧血
など

インフォームドコンセント
記入して頂いた問診票を参考にしながら、医師と医療スタッフが患者様のお悩みや現在の状況をお伺いします。
正確な判断を行うためにも、隠し事をせず何でもお気軽にご相談ください。
また、当院で行っている大腸がんの治療法もメリット・デメリットを含めて説明致しますので、ご不明な点などありましたらご質問ください。
当クリニックの説明だけでは不安を感じる患者様は、他の病院・クリニックに意見を求める「セカンドオピニオン」もご検討頂けます。

同意書の記入
当院での治療内容や効果、リスクなどをご理解して頂いた上で、当院で大腸がん治療を受診される場合には、同意書にご記入をして頂きます。
また、治療に必要な費用についても事前に明瞭にご説明させて頂きます。
▶がん治療における保険診療または自由診療とは?に関してはこちらを御参考ください。

今後の大腸がん治療計画について
当院では、一人ひとりの症状に合わせて、患者様に最も効果の期待できる治療法・日程にて大腸がん治療を進めていきます。
そのため、患者様の生活スタイルに沿ったご来院スケジュールなどをご提案しますので、無理なく大腸がん治療を継続して頂くことが可能です。
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【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。