お知らせ
適応がん部位は以下をご参考ください。
肺がん、胃がん、大腸がん、前立腺がん、膀胱がん、喉頭がん、咽頭がん、食道がん、肝がん、腎がん、膵臓がん、甲状腺がん、胆嚢・胆道がん、乳がん、卵巣がん、子宮体がん、子宮頸がん、皮膚がん、メラノーマ、腺がん、口腔がん、舌がん、骨腫瘍 など。※骨髄、白血病などご対応できない部位も一部ございます。
現在ご自身の部位が適応可能か、ご不明な場合はお気軽にお問合せください。
はじめに
肝臓がんは、その進行に伴い多くの患者様が痛みや他の重篤な症状に苦しむことがあります。
この記事では、肝臓がん治療の現状と、緩和ケアが必要な患者様への新たな希望としての光免疫療法に焦点を当てます。
当該治療方法は、緩和ケアと言われた方、末期がん、ステージ4、余命宣告を受けて治療方法がない方にも適応できる可能性があります。
従来の治療法とその限界
肝臓がんの標準治療(手術、抗がん剤、放射線)では、進行段階や個々の患者様の状態によって治療効果に差があります。
特に、進行がんの場合、治療法が限定され、多くの場合は緩和ケアへと移行します。
緩和ケアが必要になる患者様の背景
以下に緩和ケアが必要になった患者様の背景をまとめています。
背景 | 説明 |
---|---|
進行性肝臓がん | がんが進行し、手術による完全な切除が不可能な場合。 |
治療法の限界 | 標準的な治療法(手術、化学療法、放射線療法)が物理的または医学的な理由で適用できない。 |
抗がん剤耐性 | 長期間の化学療法により、患者様のがんが抗がん剤に耐性を持ち、効果がなくなる。 |
高齢または全身状態の低下 | 高齢や基礎疾患(心疾患、糖尿病など)が原因で、積極的な治療が困難。 |
治療の副作用 | 重い副作用により標準治療を継続できない場合。 |
患者様の選択 | 患者様自身が積極的な治療を希望しない場合や、生活の質を優先した治療選択をした場合。 |
再発または多発性転移 | 一度治療を受けたが、がんが再発し、または多くの部位に転移しているため、治療法が限定される。 |
緩和ケアは主に痛み管理や生活の質の向上を目指していますが、根本的な治療効果は期待できません。
緩和ケアの前に肝臓がん治療をご希望される場合、光免疫療法がその一つとして適応できる可能性があります。
肝臓がんの痛みの管理
肝臓がんによる痛みは、がん細胞が肝臓を圧迫したり、周囲の組織に広がることで引き起こされます。
以下に肝臓がんのターミナルにおける痛みの症状を記載します。
症状 | 説明 |
---|---|
腹部の痛み | 肝臓がんの一般的な症状で、腫瘍が肝臓を拡大させたり、近隣の組織を圧迫することで痛みが生じます。 |
腹水(腹部の膨満感) | 肝臓の機能不全が進むと、腹腔内に液体が溜まり、腹部が膨れ上がり不快感や痛みを伴います。 |
黄疸(皮膚や白目の黄色変色) | 肝臓の機能低下により、ビリルビンが体内に蓄積し、皮膚や目の白い部分が黄色くなります。 |
全身の倦怠感と体重減少 | エネルギー消費の増加や食欲不振により体重が減少し、倦怠感が強くなります。 |
食欲不振 | 疼痛や体の不調が原因で食欲が減少します。 |
吐き気と嘔吐 | 肝機能の低下や腹部の圧迫感が消化不良を引き起こし、吐き気や嘔吐を促します。 |
肝性脳症 | 肝臓が毒素を処理できなくなると、毒素が血流を通じて脳に達し、精神状態の変化や混乱を引き起こします。 |
出血傾向 | 肝臓が重要な凝固因子を生産するため、その機能低下により出血しやすくなります。これにより、青あざができやすい、鼻血が止まりにくいなどの症状が現れます。 |
痛みの管理は、患者様の生活の質を大きく左右するため、痛み緩和が重要です。
光免疫療法は、この痛みの緩和も目指せ、痛み管理においても治療選択肢となり得ます。
光免疫療法の選択肢
標準治療の手術、抗がん剤、放射線治療が適用できない場合、通常は緩和ケアが推奨されます。
しかし、保険診療の枠組みでは、標準治療と緩和ケアの間に位置する治療法が限られています。
そのため、標準治療の選択肢がない後も治療を続ける手段として、当院の光免疫療法は選択肢となります。
「標準治療ができない」以外にも「標準治療以外を検討中」「標準治療と併用希望」の方もご来院いただいております。
光免疫療法の紹介
光免疫療法は、特定の光感受性物質を使用し、特定の波長の光で活性酸素を生成させ、がん細胞を選択的に破壊します。
これにより、痛みの原因となるがん細胞を直接的に減少させることが可能です。
がん細胞を選択的に攻撃し、正常な細胞へのダメージを抑える事が出来るため、副作用が少ない点が利点であり、体力のない高齢者の方にも数多くご利用いただいております。
以下より当院の光免疫療法の詳細をご確認頂けます。
光免疫療法の利点
光免疫療法は、治療効果だけでなく、緩和ケアの側面も持ち合わせています。
これにより、治療中の痛みの緩和や、治療後の生活の質の向上が期待できるため、緩和ケアが必要な肝臓がん患者様にもご利用いただいております。
患者様の声
最近、芸能人の方々においてもがんとの闘いが公表されるケースが増えており、闘病内容を知る機会も増えていると思います。
こちらでは、当院でがんと向き合う患者様の貴重な声を掲載しております。
これらの体験談が、がんと闘う多くの方々にとって、希望や勇気、そして役立つ情報の源となることを心から願っています。
ご協力いただいた患者様お一人おひとりに深く感謝申し上げます。
患者様のお声はこちら
よくある質問
光免疫療法は、特定の薬剤と光を活用してがん細胞を攻撃する治療方法です。特定の薬剤を体内に投与した後、その薬剤が集まるがん細胞を光で照射し破壊します。
光免疫療法の詳細はこちらをご参考ください。
光に反応する薬剤によっては、照射部位の発赤や腫れ、痛みなどが生じることがあります。全身的な副作用は一般的な化学療法に比べて少ない傾向があります。
肺がん、胃がん、大腸がん、前立腺がん、膀胱がん、喉頭がん、咽頭がん、食道がん、肝がん、腎がん、膵臓がん、甲状腺がん、胆嚢・胆道がん、乳がん、卵巣がん、子宮体がん、子宮頸がん、皮膚がん、メラノーマ、腺がん、口腔がん、舌がん、骨腫瘍など。※骨髄、白血病など対応できない部位も一部ございます。ご自身の部位が適応可能かどうかご不明な場合は、お気軽にお問合せください。
緩和ケアは症状の管理と生活の質の向上に焦点を当てた治療であり、がんの進行を遅らせることが主目的ではありません。一方、光免疫療法はがん細胞を直接破壊し、がんの治療を目指す方法です。
治療期間はがんの種類や進行度、患者様の状態によって異なりますが、一般的には1週間〜2週間×6回の治療が行われることが多いです。
患者様の状態やがんの種類に応じて、緩和ケアからの切り替えは可能です。医師と相談し、個別の病状に最適な治療計画を立てることが重要です。
成功率はがんの種類や進行状態、治療が行われる具体的な条件によって異なります。治療前に専門の医師から具体的な情報を得ることが推奨されるため、インフォームド・コンセント時に詳しくご説明いたします。
ほとんどのがん種に対応していますが、骨髄、白血病など対応できない部位も一部ございます。ご自身の部位が適応部位かご不明な場合は、お気軽にお問合せください。
当院へのアクセス詳細は以下よりご参考ください。
【当該記事監修者】院長 小林賢次
がん治療をご検討されている、患者様またその近親者の方々へがん情報を掲載しております。ご参考頂けますと幸いです。