大腸がんステージⅣの詳細と光免疫療法の解説
大腸がんステージⅣとは
大腸がんステージⅣは、最終段階であり、遠隔転移を伴う進行がんを指します。
このステージでは、がん細胞が大腸の壁を超えて隣接する組織や臓器に広がり、遠隔の臓器にも転移していることが特徴です。
肝臓、肺、腹膜、骨、脳などの遠隔の臓器に転移することがあり、肝臓が最も頻度が高いで。
大腸がんは、比較的ゆっくり進行しますが、ステージⅣでは転移が顕在化し、診断前の数ヶ月~数年で遠隔転移が成立するといわれています。
転移の程度や位置によって、治療の方針や予後が大きく変わることがあります。
大腸がんステージⅣの症状と診断
大腸がんステージⅣの症状としては、腹痛、便秘や下痢、血便、貧血、腸閉塞、体重減少などが挙げられます。
また、腫瘍の位置や転移した臓器によって、特有の症状が現れることもあります。
肝転移の場合は、”黄疸、腹部膨満感、肝機能異常など”、肺転移の場合は、”咳、呼吸困難など”、腹膜播種の場合は、”腹水、腹部膨満、消化器症状など”が現れることがあります。
診断は、大腸内視鏡検査、血液検査、画像診断などを組み合わせて行われます。
特に、腫瘍マーカーと呼ばれる血液検査は、がんの進行度や治療の効果を評価する上で重要な指標となります。
診断時には、原発巣が進行しており、転移が多発している場合が多いのも特徴の一つです。
治療方法
大腸がんステージⅣでは、治療の目的は主に生存期間の延長とQOL(生活の質)の維持となります。
しかし、転移が限局的で切除可能な場合は、根治を目指すこともあります。
がんを切除可能な場合、手術と術前または術後化学療法が行われます。
がんの切除が出来ない場合、化学療法が主となりますが、分子標的薬の使用も行われることがあり、治療効果によって手術の可能性を検討します。
症状緩和・延命が目的となる場合、支持療法と局所療法を行います。
また、転移部位によっては、局所的な治療として、放射線療法や肝臓へのカテーテル治療などが選択されることもあります。
最近では、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬といった薬剤も治療の選択肢として増えてきました。
大腸がんステージⅣの治療の課題
大腸がんステージⅣの課題として、肝臓+肺+腹膜など複数臓器に多発転移が認められる場合、治療が困難となります。
また、遺伝子変異の状況によって予後が悪くなる傾向にあります。
その他にも、患者様の体力低下や病状悪化などによって、治療継続が難しくなる場合もあります。
これらは、標準治療での大腸がん治療の課題と限界といえます。
光免疫療法とは
光免疫療法は、がん細胞に選択的に集積させた後、特定の光を照射する事によって、がん細胞を攻撃します。
がん細胞を選択的に攻撃するため、正常細胞への影響が少なく、副作用が低減できる利点があります。
当院の光免疫療法は、ステージの影響を受け難く、副作用が少ないといったメリットがあります。
また、標準治療と併用可能なため、標準治療だけではフォローできなかった部分を光免疫療法で補える可能性があります。
以下より当院の光免疫療法の詳細をご確認頂けます。
大腸がんとステージの関係
ステージ | 特徴 | 主な治療方法 |
---|---|---|
Ⅰ | がん細胞が大腸の内側の膜に限局。 | 手術による切除、光免疫療法の検討 |
Ⅱ | がん細胞が大腸の壁を透過し、隣接する組織に広がる。リンパ節への転移はなし。 | 手術後、必要に応じて化学療法、光免疫療法の検討 |
Ⅲ | がん細胞が隣接するリンパ節に転移。 | 手術による切除の後、化学療法、光免疫療法の検討 |
Ⅳ | がん細胞が大腸の壁を超え、遠隔の臓器に転移。 | 多様な治療方法が考慮される。光免疫療法も選択肢の一つ。 |
まとめ
大腸がんステージⅣは、最も進行した状態のがんを指し、転移の状況によって多様な治療方法が考慮されます。
手術、化学療法、分子標的薬、免疫療法、局所療法などを組み合わせ、患者様に合わせた個別化医療が鍵となります。
光免疫療法についても、ステージⅣの大腸がん治療の選択肢の一つとなり得る可能性があります。
早期発見・治療が重要であり、定期的な検査を受けることで、がんの早期発見や予後の改善に繋がります。
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【当該記事監修者】院長 小林賢次
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