炎症性乳がんの理解を深める「病態から現代治療の展望まで」

CANCER TREATMENT

光免疫療法というがん治療の選択肢

現在のご状況に応じたご相談を承っております。

TREATMENT OVERVIEW 治療概要

光感受性物質と光照射による反応を利用した治療

当院の光免疫療法は、光に反応する薬剤を点滴で投与し、病変部に光を照射することで生じる光化学反応を利用し、がん細胞へのアプローチを目指す治療法です。

病変の位置や深さ、これまでの治療内容、全身状態などによって、治療の検討内容は異なります。当院では画像や検査資料を確認し、患者様の現在のご状況に応じて適応を個別に判断しています。

CONSULTATION CASES

このようなご相談を承っています

  • 再発・転移があり、現在の治療とあわせて別の選択肢も検討したい

  • 手術・薬物療法・放射線治療など、標準治療との組み合わせを相談したい

  • 副作用や体力面に不安があり、今後の治療方針を整理したい

  • ご高齢や持病、全身状態を踏まえて治療の可能性を相談したい

  • 緩和ケアを含む説明を受け、ほかの選択肢についても情報を得たい

  • 患者様ご本人に代わり、ご家族や身近な方から相談したい

治療の適応について

光免疫療法は、すべての患者様に適応となる治療ではありません。現在受けている治療や治療スケジュールも確認しながら、患者様のご状況に応じて検討します。

MORE INFORMATION

光免疫療法について詳しく見る

治療の特徴や流れ、適応の考え方、副作用についてご案内しています。

東京がんクリニックの光免疫療法について詳しく見る

炎症性乳がんの詳細な解説

炎症性乳がんは、全乳がんのうち約0.5~2%程の頻度で発生するといわれる稀なタイプの乳がんです。
しかし、がん細胞が乳房の皮膚内にあるリンパ管を塞ぎ、リンパ液のうっ滞、毛細血管の拡張、浮腫などを引き起こす悪性度の高いがんとなります。
また、多くの炎症性乳がんは浸潤性乳管がんあり、乳管を覆っている細胞から発生します。
乳房が赤く腫れて炎症しているような見た目になるため、炎症性乳がんと呼ばれています。

炎症性乳がんの特徴や症状

炎症性乳がんの特徴や症状については、以下のようなものがあります。
症状が急性乳腺炎と似ており、発見が遅れて進行してい待っていることも多いです。

●特徴
・他のがんと比べて若年で診断される傾向がある
・標準体重の女性と比べて、肥満女性の方が高頻度で認められる
・ホルモン受容体陰性であることが多く、タモキシフェンなどのホルモン療法剤で治療できない
・男性でも発症することがあるが、女性より高齢で発症する傾向にある
・遠隔転移の有無によって、ステージⅢBかステージⅣのどちらかに分類される

●症状
・しこりが無いことが多い
・片側の乳房が急に少し大きくなり左右差を感じる
・乳房の3分の1以上の皮膚が赤く浮腫み、オレンジの皮のような凹凸がある
・乳房の異常な熱感や圧痛
・乳頭のくぼみ
・腋窩リンパ節の腫れ

診断

炎症性乳がんはしこりが無いことが多く、症状が乳腺炎などの他の病気と似ているため、診断や治療が遅れるケースがあります。
診断は、まず視診・触診、超音波検査、マンモグラフィー、MRIなどによってがんの疑いを検査します。
その後、病変部のある乳房と皮膚の一部を採取して生検によって確定診断を行います。
がんが認められた場合、CT、PET、骨シンチグラフィーなどによって全身への転移の有無を検査します。
炎症性乳がんは発見が難しく、また進行も早い悪性度の高いがんのため、診断時には全身転移が見つかることが多いです。

治療法

炎症性乳がんに対しては、手術、放射線療法、化学療法などを組み合わせる集学的治療を行います。
基本的には、まず腫瘍を縮小されるために化学療法(抗がん剤)を行います。
HER2タンパク陽性の場合は、化学療法の際にトラスツズマブなどの分子標的薬を併用することもあります。
化学療法によって腫瘍の縮小が認められた場合、手術によって腫瘍を切除します。
通常、再発リスクを考慮して、手術は乳房切除術を行い、術後は放射線療法を必ず行います。
抗がん剤の効果が認められない場合、手術は行わず放射線療法を行います。
また、ホルモン受容体陽性の場合は手術後にホルモン療法を行います。
炎症性乳がんは、非常に局所再発や転移を起こしやすいがんのため、集学的治療による全身療法は必須と考えましょう。

光免疫療法の可能性

この治療法は、腫瘍細胞に選択的に集積する薬剤を用い、特定の波長の光を照射することで、腫瘍細胞を破壊します。
光免疫療法は、副作用が少なく、患者様のQOL(生活の質)の維持に寄与する可能性があります。
炎症性乳がんの集学的治療の中に、光免疫療法を組み入れることが出来るかもしれません。
以下より当院の光免疫療法の詳細をご確認頂けます。

炎症性乳がんの予後

炎症性乳がんは、急速に進行し、他の臓器への遠隔転移も早く、また検査による発見も困難ながんです。
そのため、炎症性乳がんと診断された患者様は、他の乳がんと比較すると生存期間が短い傾向にあります。
しかし、医療技術も進歩しているため、少しずつ予後も良くなる方が増えています。 
再発・転移を早期発見するためにも、定期的なフォローアップが重要となります。

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