子宮頸がんステージⅣ「特徴、治療法、光免疫療法の可能性」

子宮頸がんステージⅣの解説と光免疫療法の可能性

子宮頸がんの背景と原因

子宮頸がんは、子宮の下部(子宮頸部)に発生する悪性腫瘍で、主に扁平上皮がん(約70~80%)と腺がん(約20~25%)に分類されます。
主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染であり、特に高リスク型(HPV16、18など)が関与します。
HPVは性行為を通じて感染し、子宮頸部の細胞に遺伝子変異を引き起こし、異形成から前がん状態(CIN)を経てがん化に至ります。
日本では、年間約1万人が子宮頸がんと診断され、約2,900人が亡くなっています(国立がん研究センター、2023年推計)。
その他のリスク因子としては、喫煙、免疫抑制(HIV感染や移植後)、出産回数の多さ、長期間の経口避妊薬服用、性感染症の既往などが挙げられます。
子宮頸がんの予防には、HPVワクチン接種と定期検診が非常に有効です。

子宮頸がんのステージ分類

子宮頸がんは、国際産婦人科学会(FIGO)の分類に基づき、ステージ0(上皮内がん)からステージⅣまで進行度に応じて分類されます。
以下が、各ステージの特徴となります。
●ステージ0:がん細胞が子宮頸部の表面に限局(非浸潤性)。
●ステージⅠ:がんが子宮頸部に限定されている。
●ステージⅡ:子宮頸部を超え、隣接組織(腟、子宮体)に浸潤。
●ステージⅢ:骨盤壁や腎機能に影響、またはリンパ節転移有り。
●ステージⅣ:遠隔転移または膀胱・直腸への浸潤。
ステージが進むほど治療が難しくなり、予後が厳しくなります。

ステージⅣの詳細な特徴

子宮頸がんステージⅣは最も進行した状態であり、2つのサブステージに細分化されます。
●ステージⅣA:がんが子宮頸部を超えて隣接臓器(膀胱、直腸)に浸潤し、血尿、便に血が混じる、排尿・排便障害などの症状が現れます。骨盤内リンパ節転移もよく見られます。
●ステージⅣB:がんが遠隔臓器(肺、肝臓、骨、脳など)や遠隔リンパ節(鎖骨上など)に転移している状態。肺転移による咳・呼吸困難、骨転移による骨痛などの転移部位に応じた症状が加わり、全身状態の悪化(体重減少、倦怠感)が顕著に現れます。
診断時には、約10~15%がステージⅣに達しているといわれており、5年生存率は約20~30%と厳しい状況です。

治療方法

ステージⅣの子宮頸がんでは根治が困難なため、治療は生存期間の延長と症状緩和を目指します。
化学療法によってがんの進行を抑え、放射線療法によって骨盤内病巣や転移巣の症状(痛み、出血)を緩和します。
また、分子標的治療を化学療法と併用し、腫瘍成長を抑制することもあります。
そして、支持療法・緩和ケアによって、疼痛や栄養の管理、精神ケアでのQOL(生活の質)の維持も重要となります。
手術を行うこともありますが、症状緩和のための限定的な処置となります。

光免疫療法の役割

光免疫療法とは、光感受性薬剤を投与し、がん細胞に選択的に集積させた後、特定の光を照射することによってがん細胞を攻撃する治療法です。
正常細胞へのダメージが少なく、副作用が抑えられるといった利点があります。
ステージⅣの子宮頸がんにおいても、化学療法や放射線療法との併用で相乗効果が期待されます。
当院では、光免疫療法の実績を豊富に積んでおり、詳細は以下よりご確認頂けます。

子宮頸がんの各ステージに関する詳細なガイド

ステージ 特徴 主な治療方法
がんが子宮頸部に限定され、深さや大きさでⅠAとⅠBに細分化される。 手術(子宮摘出、円錐切除)、放射線療法、化学療法、光免疫療法
がんが子宮頸部を超え、腟や子宮傍組織に浸潤している。 放射線療法+化学療法、手術、光免疫療法
がんが骨盤壁や腟下部に達し、尿管閉塞やリンパ節転移を伴う。 放射線療法+化学療法、光免疫療法
ⅣA: 膀胱・直腸に浸潤。ⅣB: 遠隔臓器(肺、骨など)やリンパ節に転移。 化学療法、放射線療法、分子標的治療、光免疫療法

まとめ

子宮頸がんステージⅣは、隣接臓器への浸潤や遠隔転移を伴う進行がんであり、治療による根治が困難な状態です。
標準治療(化学療法、放射線療法)では予後が厳しいですが、光免疫療法は副作用が少なく、子宮頸がんステージⅣにも適応可能な新たな選択肢として期待されます。
早期発見が予後を改善する鍵であり、20歳以上の女性は2年に1度の子宮頸がん検診やHPV検査を受けることが推奨されます。
治療の進歩により、患者の生活の質を保ちつつ生存期間を延ばす可能性が広がっています。
現在、子宮頸がん治療を受けられている方でも、当院までお気軽にご相談ください。


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